第3期かこがわ教育ビジョン
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第2章 教育を取り巻く環境の変化と課題 教育を取り巻く環境は、第2期「かこがわ教育ビジョン」の期間の5年間において大きく変化しました。今後、第3期「かこがわ教育ビジョン」の期間においても更なる変化が予想される中で、それらに柔軟に対応しながら、本市の教育を着実に推進していく必要があります。 1 大きく変化することが予想される環境 (1)人口減少、少子高齢化の進展 本市の総人口は、令和7年には25.5 万人になると見込んでいます。 その中で、高齢人口(65 歳以上)は平成27 年の6.7 万人から7.6 万人に増加する一方、生産年齢人口(15 歳から64 歳)は14.8 万人に、年少人口(14 歳以下)は3.1 万人に減少すると推定されています。 また、近年、人口の市外への転出超過の傾向が続いており、特に20 歳から34 歳の転出が多い状況です。 このような中、社会の活力を維持・発展させるためには、子どもから高齢者まで一人一人が自らの個性や能力を発揮して、地域社会に参画し、貢献することが求められています。 また、少子化の進行により、学校における学級数や、1学級における児童生徒数が著しく減少している地域もあり、子 どもの成長過程において互いに切磋琢磨する機会の減少や、人間関係の固定化などの様々な課題を改善するための取組を進めることが重要です。 (2)環境問題の深刻化 地球規模で温暖化が進行する中、近年は、これまでにない集中豪雨等の異常気象により、大規模な土砂崩れや河川の氾濫などの自然災害に見舞われるなど、人と自然の共生に向け※加古川市推計値 36.7 33.7 30.9 30.2 163.6 154.1 148.3 142.0 67.1 73.9 75.6 76.6 050100150200250300平成27令和2令和7令和12加古川市人口推計65歳以上15~64歳0~14歳(千人) (年) 267.4 261.6254.9 248.8 4

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