加古川市都市計画マスタープラン
8/68

4 全体構想 1.目指すべき都市像 1-1.加古川市の特性と課題 (1)加古川市の特性 ①横断的な3層構造で構成され、シンボル加古川が縦断している ●加古川市は、播磨平野に位置する平坦な地勢を有する地域である。 各地域の特性によって、右に示すような層で構成されており、これらを県内最大の河川であり、市のシンボルでもある加古川が縦断している。 ●北部は丘陵や農村地域に広がる農地やため池等の自然が豊かな地域である。 南部および中央部は鉄道や幹線道路が横断し、本市の都市活動が集中する市街地である。 臨海部は鉄鋼業を主とする工場が集積する産業活力あふれる地域である。 ②豊かな自然空間の存在 ●加古川市は、本市のシンボルとなっている加古川をはじめ、河川、水路、ため池、湖、播磨灘などの多様な水辺空間を有している。また、北部丘陵地域や印南野台地の青垣(斜面緑地)、臨海部の松林、田園など、豊かな緑地空間も有しており、水と緑の自然に恵まれた環境である。 ③多様性のある都市 ●播磨地域の中核都市であり、上記の3層構造および豊かな自然空間に加えて、市街地においては商業地と住宅地としての性格があり、多様性を有している。 (2)都市計画上の主要課題 ●都心・副都心の都市機能強化 ○充実した都市基盤を生かした高次都市機能の誘導 ○魅力ある商業・居住空間の創出 ●まとまりのある地域拠点や生活圏の形成 ○鉄道駅周辺等を中心とした地域拠点への生活利便施設の集約 ○既存集落の居住環境の保全 ○拠点および生活利便施設を中心とした公共交通ネットワークの充実 ●自然と共生する水と緑のまちづくり ○市内の河川・水路・ため池・緑地・農地などの多面的な機能の保全と活用 ○自然環境と調和のとれた都市基盤整備、公共施設や民有地における緑化

元のページ  ../index.html#8

このブックを見る