加古川市都市計画マスタープラン
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ごあいさつ 加古川市では、都市計画分野のまちづくりの指針である「都市計画マスタープラン」を平成9年10月に策定し、その後、地方分権一括法による都市計画法の改正や特例市への移行などを踏まえ、平成16年4月に改定を行っています。さらに、都市機能の集積や中心市街地の賑わい回復に向けた都市計画法等「まちづくり三法」の改正や東播都市計画区域マスタープラン、加古川市総合基本計画の改定に併せて、平成23年4月に改定を行いました。 この改定に基づき、東播磨道をはじめとする都市計画道路や下水道の整備、寺家町周辺地区防災街区整備事業による市街地開発など都市機能の充実を図るとともに、建物の高さを規制した高度地区の見直しや、良好な居住環境の創出を目的とした地区計画の策定、市域北部における集落コミュニティーの維持を目的とした田園まちづくり制度の活用、公共交通網の充実などの施策にも取り組んでまいりました。 しかしながら、本市では、人口減少社会の到来や少子高齢化の進行、近年全国的な問題となっている空き家・空き地対策、局地的豪雨等による浸水被害などに対応した総合治水対策、公共施設等の計画的な整備・更新、市民ニーズに対応した公共交通の再構築などの課題を抱えており、これらに対応したまちづくりを進めていく必要があります。 このような課題や上位計画である加古川市総合基本計画(平成28年3月改定)、東播都市計画区域マスタープラン(平成28年3月改定)、さらに地方創生に係る全庁的な取り組みを進めることを目的とした加古川市 まち・ひと・しごと創生総合戦略(平成27年10月策定)などを踏まえ、成熟社会に対応したまちづくりの指針とするため、この度、マスタープランを改定いたしました。 今後は、このマスタープランをもとに「いつまでも住み続けたい ウェルネス都市 加古川」の実現を目指し、人のつながりや地域のまとまりを重視した市民と行政の協働によるまちづくりに取り組んでまいりますので、今後とも一層のご支援ご協力を賜りますよう、よろしくお願いします。 結びになりますが、本マスタープランの改定にあたり、ご審議いただきました都市計画審議会の皆様をはじめ、貴重な意見をお寄せいただきました市民の皆様並びに関係各位に心から厚くお礼申しあげます。 平成29年4月 加古川市長 岡田 康裕

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