加古川市都市計画マスタープラン
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23 2-5.市街地整備の方針 (1)基本的な方向性 ①都心・副都心における市街地整備の推進 ②市街化区域における基盤整備の推進 ③密集市街地における防災基盤整備の推進 ④都市基盤が整った地区における良好な居住環境の保全・育成 (2)基本方針 1)都心・副都心形成地区 ●面的整備事業の積極的な活用と適切な建築物の誘導により、都心・副都心にふさわしい市街地整備を進める。 2)適正市街化誘導・促進地区 ●市街地整備重点地区においては、地区の特性に応じて面的整備事業や地区計画制度などを活用して、都市基盤の整備と適切な建築物の誘導を図り、市街地の整備・改善を進める。 ●スプロール市街地および工場移転等の土地利用転換予定地においては、面的整備事業等の活用により都市基盤の整備を進めるとともに、地区計画制度などの導入により、適切な建築物を誘導する。 ●基盤整備が未熟な未利用地や既存集落においては、開発許可制度、地区計画制度などを効果的に組み合わせ、良好な居住環境の確保を図る。 ●密集市街地などにおいては、建築物の改善を含めた住環境整備の促進を図る。 ●面的整備が完了した地区や既に良好な居住環境を有している地区においては、地区計画や景観形成地区の指定などにより良好な居住環境の保全・育成を図る。 ●採算性の面から従来型の面的整備事業が成立しにくい地区においては、地区計画制度や市民協定等の活用により、段階的施行等の柔軟な事業手法の導入を検討する。 ●上記以外の旧集落などにおいては、地区計画制度などの導入により主要生活道路の整備など居住環境の改善を図る。 ●点在する都市内の緑地や農地などについては、防災や環境保全機能を評価し保全することにより、快適でうるおいある居住環境の形成を図る。 ●土地区画整理事業予定区域においては、その必要性等を検討し適切な見直しを進める。 3)その他 ●地域のまちづくりを推進するため、住民主体のまちづくりを支援する。 ●低炭素都市づくりに資するため、再生可能エネルギーの利用や建築物の省エネ性能の向上・長寿命化などを促進し、温室効果ガスの削減を推進する。 ●都市空間が不足している旧市街地等においては、空き家、空き地を活用した都市空間の確保に努める。

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