加古川市都市計画マスタープラン
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21 2-4.景観形成の方針 (1)基本的な方向性 ①景観まちづくりの推進 ②景観資源の保全・活用と地域の個性化 ③公共施設、公共空間、民有地での効果的な景観形成の推進 (2)基本方針 1)主な景観資源 ●河川、ため池、水路などの水辺空間を景観形成の柱として保全する。 ●歴史資源、社寺、近代建築、橋、水路、樹林、街路樹など、身近な景観資源を保全・活用することにより、地域の個性化を図る。 ●景観資源のネットワーク化、公園整備などにより、景観資源の保全・活用を図る。 ●地域の祭や農業と結びついた風習など、暮らしや生業が育む地域文化も地域を個性づける資源として再認識し、まちづくりの中で生かすなどの取り組みを図る。 ●主な景観資源について、景観形成地区、風景形成地域、景観形成重要建造物等の指定について検討を進める。 2)市街地 ●都心・副都心においては、まちの顔となるにぎわいと風格のある景観となるよう、重点的な景観形成を図る。 ●周辺と調和した秩序ある景観となるよう、道路の位置づけや機能に応じた幹線道路沿道の景観形成を図る。 ●地域特性に応じた質の高い景観となるよう、道路・公園などの公共空間や公共施設における先導的な景観形成を図る。 ●工場が周辺と調和した景観となるよう、緑化等による景観形成を促進する。 ●暮らしの中に息づく特徴ある景観(産業景観、歴史的景観、文化的景観など)の価値を発掘し、住民や事業者との協働により保全・活用を図る。 ●屋外広告物のさらなる整序等により、にぎわいの中にも秩序ある景観形成を図る。 3)田園景観保全地区 ●無秩序な土地利用を抑制し、市の原風景ともいえる田園、集落および青垣(印南野台地の斜面緑地)の景観を保全する。 ●道路沿道の無秩序な開発や屋外広告物の氾濫による景観の悪化を防止する。 4)丘陵景観保全地区 ●丘陵地・里山においては、良好な山並みの風景の保全や、人工構造物の景観への配慮を促進する。 5)その他 ●市民の参画による景観に寄与する活動に関して支援を図る。

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