計画書(PDF):第7期加古川市高齢者福祉計画・第6期加古川市介護保険事業計画
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88 (3)介護や相談業務に携わる人への支援の充実 ● ● ● ● ● ● ● ● 介護従事者については、慢性的な人材不足状況が続いており、今後、地域包括ケアシステム※を構築するためには、単に人材不足を解消するだけでなく、良質な人材を育成・確保することが必要です。 介護従事者の人材の確保や育成については、県が広域的な視点から実施していますが、本市においても、様々な分野と連携しながら、介護従事者の処遇改善や良質な人材の創出・育成を図り、介護従事者としての技術や経験が活かされる環境づくりを進めます。 項目 内 容 介護に携わる人の創出、育成 学校教育現場と連携し、就労体験や就労促進のための就職説明会などの場を活用し、介護分野での就労機会を創出します。また、求職者に「選ばれる」とともに、就業者が「安心して働き続けられる」事業所となるよう、賃金をはじめとした勤務条件の改善を促すとともに、介護職の中核的な役割を担う「介護福祉士※」の育成を促すなど、就業者のキャリアアップを支援し、意欲のある人材の定着化を図ります。 ○ 介護従事者の人材育成 介護保険事業を円滑に運営するとともに、個々の利用者に応じた、より質の高い介護サービスを提供できるよう、地域包括支援センター※を中心とし、関係機関や地域ネットワークなどの様々な組織との連携の下、サービスの担い手である介護支援専門員※などの資質の向上を図っていきます。加えて、介護支援専門員への研修会を実施するとともに相談や困難事例の支援を行います。 介護従事者の確保については、広報かこがわや加古川市ホームページなどを活用し、潜在的有資格者などに就業を呼びかけるとともに、広く福祉・介護サービスの意義についての啓発に努めます。 また、従事者に対しては、関係団体などと連携し、経験やレベルに応じた研修を実施するとともに、サービス内容や介護技術などについて相談しやすい環境づくりに取り組みます。さらに、介護サービスの種類や職種ごとに、情報交換や研修活動などを目的として自主的に活動している団体に対して、必要に応じて情報提供や情報交換を行い、介護サービス事業者などの質の向上に努めます。 ○ サービス提供の担い手の資質の向上・確保 自立支援のための知識や技術習得への支援 高齢者を介護している家族などが、介護に関する知識や技術、介護者の健康管理などについて学ぶための介護教室を開催します。 ○ 家族介護教室の充実 地域ケア会議※と連携して、専門性を高める事例を発表し、ソーシャルワークを担う人材の意欲向上につなげます。 ○ 福祉に携わる人材育成の充実

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