計画書(PDF):第7期加古川市高齢者福祉計画・第6期加古川市介護保険事業計画
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84 (2)介護サービスの適正な実施 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 介護を必要とする高齢者を社会全体で支えるために、介護保険サービスの質の確保・向上を目的として、介護給付の適正化及び介護サービス事業者への適正な指導監督などを推進し、介護保険事業の円滑な運営を図ります。 ① 介護サービスの質の確保・向上 項目 内 容 利用者本位のサービス提供 サービス利用者が安心して質の高いサービスを選択できるよう、介護保険ガイドブックや広報かこがわ、さらに加古川市ホームページ、出前講座などを活用し、介護サービス事業者情報やサービス利用方法の周知に努めます。 また、成年後見制度※を活用しながらサービス利用者の権利擁護に取り組みます。 介護サービス事業者の情報開示 介護サービス事業者に対しては、「介護サービス情報の公表制度」や「福祉サービスの第三者評価」などの適正な活用により、積極的に自己情報を開示するよう指導します。 介護サービスの普及啓発については、民生委員や社会福祉協議会、地域包括支援センター※などを通じて行います。 また、一人暮らし高齢者や高齢者のみの世帯をはじめ、障がい者や在日外国人など、情報が行き届きにくい人への配慮に努めます。 今後もサービス利用者が介護サービス事業者を選ぶ際に役立つ情報を提供できる体制づくりを推進します。 相談対応・解決のための体制 市民が気軽に相談でき、適切な対応が図られるよう、市の相談窓口の充実はもとより、地域包括支援センターの相談事業を充実するとともに、社会福祉協議会との連携を深め、重層的な相談体制を構築します。また、介護保険制度運営上の苦情相談について、迅速かつ円滑な対応がなされるよう関係機関との連携に努めます。 ② 要介護認定※と介護保険給付費の適正化 項目 内 容 要介護認定の適正化 認定調査の客観性・公平性を確保するため、市の職員が全ての訪問調査票について調査内容の点検を行うとともに、疑義のあるものについては、調査員への確認を適宜実施し、認定調査員のさらなる資質向上を図っていきます。 また、公平な認定を維持するために、事例検討や合議体※間のデータ比較などを行うことにより、介護認定審査会における審査判定の平準化を図ります。 ケアマネジメント※及び介護サービス提供体制の適正化 介護支援専門員※のケアマネジメント力が向上するように、育成・支援を目的にケアプラン※の点検を行います。 さらに、アセスメント(課題分析)情報をケアプランに反映させる技術や利用者の自立支援への導き方など、具体的なケアプランをもとに事業所単位での面談を実施することで、介護支援専門員の資質・専門性の向上に取り組みます。 面談の対象とならなかった事業所についても、ケアマネジメントに関する研修会を開催します。 また、介護サービスを適切に提供することで、介護保険制度の信頼性を高めるとともに、将来にわたり、持続可能な制度となるように介護給付や介護保険料の適正化に努めます。

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