計画書(PDF):第7期加古川市高齢者福祉計画・第6期加古川市介護保険事業計画
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78 項目 内 容 防災・防犯対策の推進 高齢者が災害や犯罪などにおいて大きな被害を受けやすいことを踏まえ、高齢者自身や市民全体の防火・防災・防犯などの意識の高揚や知識の普及を図るとともに、ネットワークを生かした取組を行います。 ◯ 自主防災組織の充実 ◯ 学習、訓練の機会の提供 交通安全対策の推進 高齢者が交通事故などにおいて大きな被害を受けやすいことを踏まえ、高齢者自身や市民全体の意識の高揚や知識の普及を図ります。 ○ 高齢者に配慮した安全意識の高揚 (5)高齢者の権利を守る取組の推進 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 高齢者が増加する中で、地域で尊厳ある生活を維持し、安定して暮らしていくためには、権利を守る仕組みづくりが重要となります。 介護支援専門員※へのアンケート調査では、高齢者虐待の事例を経験したことがある人の割合は50.3%と高くなっており、高齢者虐待への対応として必要と思う制度や仕組みとして、「相談窓口の設置・明確化」の割合が53.5%と高くなっています。 また、要介護者へのアンケート調査では、預貯金の出し入れができない人が73.3%、請求書の支払いができない人が69.3%と非常に多くなっており、要介護者の半数以上が金銭管理の支援が必要な状況となっています。また、成年後見制度※や福祉サービス利用援助事業※を知らない人は50%を超えています。 このような結果から、地域包括支援センター※を中心に関係機関との連携の下、市民や介護サービス事業者などに対して、高齢者虐待に関する啓発を行うとともに、通報窓口の周知を行いながら、高齢者虐待の防止を推進します。 また、高齢者の増加とともに、介護保険サービスをはじめとする各サービスの利用契約、金銭管理や財産管理が困難な認知症高齢者の増加が予測されます。このため高齢者の判断能力が低下した場合でも、高齢者が安心して生活できるように、権利擁護の取組を推進し、高齢者の生活が保障される仕組みづくりに取り組みます。

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