計画書(PDF):第7期加古川市高齢者福祉計画・第6期加古川市介護保険事業計画
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70 に対する支援」の割合が高くなっています。 これらのことから、『認知症の人や家族にやさしいまち かこがわ~地域のみんなが応援団~』をキャッチフレーズとして認知症ケアパス※(認知症の状態に応じた適切な医療や介護サービスなどの提供の流れ)を作成していくとともに、医療機関や介護関係者などとの連携を深め、今までの「事後的対応」に加え「早期・事前的な支援」にも重点を置き、認知症を早期発見、早期受診、早期ケアできる体制づくりを充実していきます。 また、認知症により行方不明になるおそれのある人に対して支援の輪が広がるように、認知症に対する正しい知識や理解の普及啓発に努め、見守りネットワークの充実を図ります。さらに、認知症の人や家族が住み慣れた地域で住み続けることができるように、相談体制の充実や本人と家族を支える地域づくりなど、本人支援だけでなく、介護負担のかかる家族に対する支援を重層的に行っていきます。 項目 内 容 認知症ケアパスの構築 認知症の人が、その進行具合により、いつ、どこで、どのようなサービスを受けることができるか、ケアの流れを示す「認知症ケアパス」を作成します。 また、医療や介護サービスなどの情報を体系的に整理し、連携を図り、支えていくための仕組みづくりを検討します。さらに、認知症施策に関する情報発信のため、認知症に関する市の取組や医療・介護サービスなどの情報がわかりやすく入手できるよう、仕組みづくりを行います。 ○ 「認知症ケアパス」の作成、普及 ○ 医療と介護の連携推進 早期発見、早期受診、早期ケア体制の充実 認知症早期発見チェックを実施し、認知症の疑いがある人に対して早期受診を促し、早期ケアが図られるように認知症相談医や地域包括支援センター※などと連携し、体制を充実していきます。また、軽度認知障害(MCI)の人への支援も検討します。 ○ 認知症早期発見の体制づくり 認知症の人に対する支援を「早期、事前的な支援」にも重点を置き、初期の段階で医療と介護の連携の下、認知症の人や家族に対して適切な支援を行う「認知症初期集中支援チーム」の配置を検討していきます。また、認知症の初期の人や家族へのケアを推進していきます。 ○ 「認知症初期集中支援チーム」配置の検討 ○ 認知症の診断を受けたばかりの人や家族向けの認知症教室の開催支援

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