計画書(PDF):第7期加古川市高齢者福祉計画・第6期加古川市介護保険事業計画
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68 項目 内 容 緊急通報システム事業の充実 高齢者の安全確保と不安解消のため、緊急時に迅速に通報する機器を貸与する緊急通報システムを実施し、システムの充実と利用者の拡充を図ります。 ○ システムの低コスト化と機能の強化 地域ぐるみの見守り事業への支援 社会福祉協議会、民生委員を中心に、地域の団体が連携して実施している高齢者を見守るための事業を支援します。 ○ 小地域福祉活動※への支援 ○ ふれあい・いきいきサロン事業への支援 (2)生活支援サービスの充実 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 一人暮らし高齢者や高齢者のみの世帯など生活支援を必要とする高齢者の増加に伴い、サロンの開催や、見守り、外出支援などの生活支援サービスの提供を通じて、地域での支え合い活動を促進し、高齢者自身が地域社会を支える担い手として活動していけるよう支援していくことが大切です。また、多様な生活上の困りごとに対応するため、介護サービス事業者や民間企業、NPO※、住民ボランティアなどの参画により、生活支援サービスの開発やネットワークを構築していく必要があります。 一般高齢者※に対するアンケート調査では、日常生活での困りごととして「電球の交換や庭の手入れ」や「買物や病院へ行くための移動手段」の回答が多く見られました。 また、介護支援専門員※に対するアンケート調査では、介護保険サービス以外にあればよいと思うサービスとして「通院の付き添い」の割合が72.7%と最も高い結果となり、在宅での生活を続けるために必要な施策として「介護保険サービスではないがボランティアなどによる生活支援」の割合が57.2%と高い結果でした。 今後は、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるように、市民ニーズや地域の社会資源などを調査し、多様な生活支援サービスの体制整備などを行う「生活支援コーディネーター」を配置し、既存の介護サービス事業者による既存のサービスに加えて、民間企業、NPOなど多様な主体を活用していきます。さらに、生活支援コーディネーターが、必要となるボランティアの創出や育成に向けた整備を行うなど、重層的な生活支援サービスの提供体制の構築に取り組みます。

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