計画書(PDF):第7期加古川市高齢者福祉計画・第6期加古川市介護保険事業計画
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56 第3章 本計画の基本的な考え方 1 基本理念 本計画は、前計画の後継となる計画として位置づけられるとともに、新たに2025年(平成37年)までの中長期的な視野に立ち、地域包括ケアシステム※の構築を目指していくものです。そのため、基本理念は前計画の考えを踏まえつつ、「住み慣れた地域で支えあい 年輪をかさねるまち 加古川」を新しい理念として掲げ、その実現に向け取組を進めていきます。 今後、高齢化が進み、社会から孤立しやすくなることや、医療や介護が必要となる高齢者の増加が予測されます。また、わが国における医療・介護サービスの提供体制は、高齢者を公的なサービスだけで支えることが難しくなっていくことから、今後は、新たな体制の構築が必要となります。 こうした中、全ての高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けるためには、健康寿命※の延伸とともに、その人の状態に応じ、人生の終末期を医療機関などだけでなく、在宅での看取りを希望する人には、それを実現していくことが必要となります。そして、地域住民やボランティアなど、身近であたたかみのある支え合いや助け合いが重要となります。 これらを踏まえ、高齢者を取り巻く生活課題に対し、きめ細かく対応していくためには、「公助」「共助」といった公的な福祉サービスや制度の充実に加え、高齢者本人や家族による「自助」及び、地域のネットワークの再編や新たなボランティアの創出など「互助」の支援にも取り組むことが必要となります。 そこで、本計画では「住み慣れた地域で支えあい 年輪をかさねるまち 加古川」を基本理念に掲げ、地域包括ケアシステムの実現に向けた、まちづくりを推進していきます。 基本理念 住み慣れた地域で支えあい 年輪をかさねるまち 加古川

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