計画書(PDF):第7期加古川市高齢者福祉計画・第6期加古川市介護保険事業計画
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53 4 第6期加古川市高齢者福祉計画・第5期加古川市介護保険事業計画の評価 1 高齢者の現状、2 アンケートによるニーズ調査結果、3 前計画期間における事業の実施状況と評価を踏まえ、本計画に向けた課題を整理しました。 (1)高齢者が生きがいをもって社会参加できるしくみづくり ● ● ○ 多くの高齢者は趣味や生きがいを持っていますが、趣味や生きがいを持てない高齢者もいることから、今後も継続して高齢者大学や各種生涯学習講座など生きがいづくりのための多様な活動機会の提供を実施していくことが求められます。 ○ 老人クラブに月1回以上参加している人は、高齢者の1割程度であり、老人クラブの会員数が減少しているため、老人クラブが活性化するよう働きかけていくことが必要です。 ○ 住民が地域の中で相互理解を深め、連携を進めるきっかけとなるため、様々な世代の交流が積極的に図られるよう、世代間交流事業の充実が求められます。 ○ 高齢者の移動手段が、徒歩や自転車によることが多いため、外出支援については社会資源や地域性を考慮し、検討することが求められます。 ○ 地域における生活支援サービスの担い手としてボランティアを活用することも視野に入れ、ボランティアの養成が求められます。 ○ 高齢者が培ってきた経験や能力を活かしていくため、今後も、シルバー人材センターの機能充実、高齢者の継続雇用や就労促進の支援などが引き続き求められます。 (2)高齢者の健やかな生活を支援するしくみづくり ● ● ● ● ● ● ○ 地域包括支援センター※や民生委員・町内会などとの連携の下、支援を必要とする要援護高齢者※の把握が求められます。 ○ 健康寿命※を延ばすために、地域住民が主体となって身近な場所で継続して参加できる介護予防活動への支援が必要です。 ○ 地域に高齢者の居場所や生きがいづくりの場の確保に努め、健康づくり活動を推進していくことが必要です。 (3)高齢者が家庭や地域で自立した生活を送ることができるしくみづくり ● ● ● ○ 一般高齢者※に対するアンケート調査では、現在の生活で困っていることとして、「電球の交換や庭の手入れ」など、通常の家事援助では行き届かないところの手助けが必要とされています。 各種事業の必要性を精査しながら、引き続き高齢者の個々の生活状況に応じた、きめ細かい支援に向けて継続的な取組が求められます。 ○ 介護支援専門員※に対するアンケート調査では、介護保険サービス以外に、

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