計画書(PDF):第7期加古川市高齢者福祉計画・第6期加古川市介護保険事業計画
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はじめに わが国では、いわゆる「団塊の世代」が高齢期を迎え、国民の4人に1人以上が高齢者という、これまでに経験したことのない、本格的な超高齢社会に突入いたしました。 また、本市においても、平成26年12月に高齢化率が24%を超え、今後、さらに高齢化が進行していくことが見込まれるとともに、一人暮らし高齢者や認知症の高齢者などの増加が予想されます。高齢者やその家族を取り巻く環境が大きく変容するなかで、多くの課題が生じております。 このような課題に対応していくため、「住まい」「医療」「介護」「介護予防」「日常生活支援」の5つのサービスを一体的に提供する「地域包括ケアシステム」の構築が求められております。また、これまでの「公助」や「共助」といった公的な福祉サービスや制度の充実に加え、高齢者自らが生活を維持していく「自助」や、地域での支え合いである「互助」に対しても支援を行い、さらにこうした体制を作っていく上で要ともいえる「人づくり」といった視点が必要となります。 そこで、本市では、全ての団塊の世代が75歳を迎える2025年を見据え、住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるよう、中長期的な視野に立った上で、新たな今後3年間の高齢者施策の指針として「第7期加古川市高齢者福祉計画及び第6期加古川市介護保険事業計画」を策定し、地域包括ケアシステムの構築に取り組むことといたしました。 今後は、本計画に基づき、「住み慣れた地域で支えあい 年輪をかさねるまち 加古川」の実現に努めてまいりたいと考えておりますので、より一層のご理解とご協力をお願い申しあげます。 結びになりますが、本計画の策定にあたりまして、熱心にご審議をいただきました「加古川市高齢者福祉計画及び加古川市介護保険事業計画策定委員会」委員の皆様をはじめ、貴重なご意見、ご提言を賜りました市民の皆様、関係者の方々に心からお礼申しあげます。 平成27年3月 加古川市長 岡 田 康 裕

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