計画書(PDF):第7期加古川市高齢者福祉計画・第6期加古川市介護保険事業計画
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104 (4)国、県との連携 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 本計画に掲げる取組については、市が単独で実施できるもののほかに、制度や法律に基づく事業もあるため、国、県との連携を深め、必要に応じて協力の要請を行い、計画の推進を図ります。 2 推進するための役割分担 本計画の目標を実現していくためには、行政が中心となって役割を果たすことはもとより、市民、事業者、関係する様々な団体などが自助・共助による適切な役割分担と緊密な連携により計画を推進していくことが求められます。 ① 市の役割 市は、本計画の適正な進行管理や事業評価を通して、高齢者の福祉施策の総合的な推進を図るとともに、計画的なサービス基盤の整備や人材の質的向上などに努めます。 また、福祉サービスをはじめ、介護保険制度に関する情報提供や相談体制の充実を図るとともに、地域のボランティア活動などを促進するため、地域住民の主体的な活動への支援に取り組んでいきます。 ② 市民の役割 近年、市民のライフスタイルは、ますます多様化する傾向にあります。とりわけ健康への関心は大変高くなっており、今後とも、「自分の健康は自分で守る」という健康意識のさらなる高揚や生活習慣病の予防を重視した生活に努めることが求められます。 また、文化・芸術活動やスポーツ・レクリエーション活動など、それぞれのライフステージに応じた活動を通じて、生きがいの創造に努めるとともに、地域活動やボランティア活動に主体的に取り組み、心豊かな地域社会の実現を目指して行くことが求められます。 ③ 事業者などの役割 福祉・保健・医療や介護サービスに関わる事業者などは、自らの活動が高齢者の生活を支え、地域社会の安心に繋がることを十分に認識し、高齢者の福祉ニーズに応じた、適切で質の高いサービスを提供する必要があります。 また、利用者の権利擁護やプライバシーの保護に関しては、厳格に行うことが求められます。 ④ 団体などの役割 町内会をはじめとする地域を担う団体などは、地域の連帯意識の高揚に努めながら、介護や支援を必要とする高齢者の見守りなどを促進するとともに、高齢者が地域で自立した生活を送れるよう、地域で支え合う仕組みづくりを進めることが必要です。 また、民生委員は、その活動を通じて高齢者が住み慣れた地域で安心して生活できるよう支援を行うとともに、身近な相談窓口として行政との連携が求められます。 さらに、社会福祉協議会は、ボランティア活動の推進役として位置づけられるとともに、小地域福祉活動※の支援など社会福祉の向上のための事業展開が求められます。

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