総合基本計画
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加古川市KAKOGAWA CITY※障がいのある幼児・児童・生徒の自立や社会参加に必要な力を培うため、自らの能力や可能性を最大限に伸ばすことを目指した※特別支援教育の充実を図ります。現状と課題基本方針心豊かに暮らせるまちをめざして学校教育を充実する特別支援教育を充実する本市の主な取組関連図表2-1-3章節32章 1節●障がいを持つ子どもたちの重度化・重複化とともに、医療的ケアが必要な子どもの割合が増えています。●※発達障害を含めた障がいのある子ども一人一人の教育的なニーズに応じて、組織的、計画的、継続的な支援体制のさらなる充実を図ることが必要です。●各学校園の環境の充実など、特別支援教育を支えるために適正な学校運営管理が求められています。●障害の有無にかかわらず、全ての子どもたちの相互理解の促進や豊かな人間性の育成を図るため、交流や共同学習を一層発展させ、※インクルーシブ教育システムの構築が必要です。●加古川養護学校において、肢体不自由児の幼稚部から高等部までの一貫教育を実施しています。●小・中学校の※特別支援学級、幼稚園の特別支援ルーム、さらには小学校の※通級指導教室において、一人一人の障害の状態等に応じたきめ細かな支援に取り組んでいます。●各学校園に特別支援教育推進委員会を設置し、※特別支援教育コーディネーターを指名するなど、学校園全体で特別支援教育を推進する体制づくりを進めています。(注)各年5月1日現在の値(資料)加古川市統計書(文部科学省「学校基本調査」)(年)平成23(2011)平成24(2012)平成25(2013)平成26(2014)平成27(2015)学校数学級数生徒数[右軸](校、学級)(人)1111174716659630102030405060708028282624270510152025303540図表2.1.3-1 特別支援学校の学校数・学級数・生徒数※障がい本市では、人を意味する場合には、「障がい者、障がいのある人」とひらがなで表記している。なお、法令や固有名詞などは「障害」と漢字で表記している。※特別支援教育障がいのある幼児・児童・生徒の自立や社会参加に向けた主体的な取組を支援するという視点に立ち、幼児・児童・生徒一人一人の教育的ニーズを把握し、その持てる力を高め、生活や学習上の困難を改善または克服するため、適切な指導及び必要な支援を行うこと。※発達障害発達障害者支援法では「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるもの」と定義されている。※インクルーシブ教育システム障がいのある者が精神的及び身体的な能力等を可能な最大限度まで発達させ、自由な社会に効果的に参加できることを目的とし、障がいのある者と障がいのない者がともに学ぶ仕組み。※特別支援学級障がいの比較的軽い子どものために小・中学校に障害の種別ごとに置かれる少人数の学級。※通級指導教室小・中学校に在籍する軽度の障がいのある児童・生徒に対して、指導の一層の充実を図る観点から、特定の時間に障害に応じた特別の指導を通級の教室で行う教育方法。※特別支援教育コーディネーター小・中学校の特別支援教育コーディネーターは、校内で特別支援教育推進委員会を開催し、①学校内の関係者や関係機関との連絡・調整、及び②保護者に対する学校の窓口として機能することが期待される。一方、盲・聾・養護学校の特別支援教育コーディネーターは、これらに地域支援の機能として、③小・中学校等への支援が加わることを踏まえ、④地域内の特別支援教育の核として関係機関とのより密接な連絡調整が期待される。96

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