総合基本計画
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加古川市KAKOGAWA CITY高齢者が可能な限り住み慣れた地域で自立した日常生活を営むために、住まい、医療、介護、介護予防、日常生活支援が一体的に提供される「※地域包括ケアシステム」の構築を進めます。また、高齢者がこれまで培ってきた経験や知識を生かして、生きがいを持って社会参加できる※まちづくりを進めます。●本格的な超高齢社会を迎え、本市においても、平成32(2020)年には4人に1人以上が高齢者となることが予測される中、社会から孤立することや、医療や介護が必要となる高齢者の増加が見込まれます。●少子高齢化が進行し、社会保障費も増加する中、高齢者を公的なサービスだけで支えることは難しくなっています。●高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けるためには、※健康寿命の延伸を図るとともに、介護予防から介護、※終末期医療を含む在宅医療まで切れ目のないサポートを実現していくことが求められています。●介護従事者の慢性的な人材不足が続いており、安定的な人材確保が急務となっています。●退職後も元気な高齢者の地域社会への積極的な参加、さらには就労も含め、自立した生活を送ることができるまちづくりを進めることが必要です。●※地域包括支援センターを設置し、高齢者の総合的な相談に取り組んでいます。●認知症を予防、早期発見、早期受診、早期ケアできる体制づくりのほか、認知症の人や家族への支援など、総合的に取り組んでいます。●介護予防に関する知識の普及啓発を行うとともに、地域の身近な場所での自発的な介護予防活動を支援しています。基本方針安心して暮らせるまちをめざしてともに支えあう福祉社会を実現する高齢者の福祉を充実する現状と課題本市の主な取組1-1-4章節41章 1節関連図表(資料)総務省「国勢調査」その他夫婦単身 6,768 4,597 9,081 6,213 05,00010,00015,00020,00025,00030,00035,00040,000(世帯)平成7(1995)平成12(2000)平成17(2005)平成22(2010)(年)13,1724,8363,151 13,711 14,796 16,630 11,786 8,185 21,15925,07630,09036,601図表1.1.4-1 高齢者のいる世帯数(注)高齢者福祉施設は、介護老人福祉施設(地域密着型介護老人福祉施設を含む。)、介護老人保健施設、介護療養型医療施設、養護老人ホーム、軽費老人ホーム、有料老人ホームをいう。(資料)加古川市資料高齢者福祉施設数床数[右軸](年度)(施設)平成20(2008)平成23(2011)平成17(2005)平成26(2014)(床)05001,0001,5002,0002,5003,00001020304050602626312,350362,4182,2992,204図表1.1.4-2 高齢者福祉施設数※地域包括ケアシステム高齢者が可能な限り住み慣れた地域で自立した日常生活を営むために、住まい、医療、介護、介護予防、日常生活支援が一体的に提供される体制。※まちづくり道路や公園、建築物など「ハード(物的)面での施設づくりや保存活動」、さらには、市民の健康・福祉・教育、コミュニティの形成など「ソフト面での人づくりや仕組みづくり」を含めた活動を指す。※健康寿命平均寿命のうち、健康で活動的に暮らせる期間。WHO(世界保健機関)が提唱した指標で、平均寿命から、衰弱・病気・認知症などによる介護期間を差し引いたもの。※終末期医療回復の見込みのない疾患の末期に、心身の苦痛や不安を軽減し、精神的な安心感を与えるように施される医療・介護。※地域包括支援センター地域住民全ての心身の健康の維持、生活の安定、保健・福祉・医療の向上と増進のために必要な援助、支援を包括的に担う地域の中核機関。72

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