総合基本計画
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加古川市KAKOGAWA CITY総合基本計画・総論また、市街化区域に近接する地域や自動車専用道路の出入口周辺、JR加古川線の沿線における地域拠点などにおいては、地区計画等の活用により、周辺の営農環境などと調和した秩序ある土地利用を進めます。(5)森林系地域播磨中部丘陵県立自然公園を中心とした地域を「森林系地域」とします。「森林系地域」においては、市民共有の財産として貴重な森林資源の保全と育成に努め、その公益的な機能を高めていくとともに、レクリエーション空間としての活用を図ります。(6)河川・水路等近年の局地的な豪雨による浸水被害に対応するため、河川下水道対策、流域対策、減災対策を組み合わせた総合的な治水対策を推進します。また、地域住民の参画を促しながら※生態系に配慮した整備や※親水機能、レクリエーション機能の確保に努めます。市民の生活圏の広がりにあわせ、地域に根ざしたコミュニティの単位である「基礎的住区」を原点に、「近隣住区(小学校区)」、「基幹的住区(中学校区)」、「全市域」、「広域圏(東播臨海広域市町村圏、播磨圏域連携中枢都市圏)」まで段階的な生活圏を設定します。なお、市民交流の場やコミュニティ活動等の中核となる公共施設等については、既存施設の有効活用を推進するほか、地域の実情に応じた配置と機能のあり方について検討することが必要です。(1)生活圏①基礎的住区既存の市街地をはじめ住居などのまとまりのある区域で、市民の日常生活と最も密接な関わりを持った基礎的な生活圏となる住区です。また、この住区では、町内会活動など地域に根ざしたコミュニティ活動が展開されます。②近隣住区(小学校区)小学校を中心とする、おおむね人口1万人程度の規模を有する住区で、子どもたちの日常生活圏ともなります。また、この住区は、基礎的住区におけるコミュニティ活動のブロック的な役割も果たします。③基幹的住区(中学校区)中学校を中心とする、おおむね人口2~3万人程度の規模を有し、広域的なコミュニティ活動の単位となる住区です。※生態系ある地域に生息する生物群集とそれを取り巻く無機的環境(気象・土壌・地形・光・温度・大気など)をあわせた一つのまとまりを示す概念。※親水様々な形で水と親しむことを指す。親しむことの内容には、水にふれること、ながめることなどを含む。総論6章生活圏の設定と地域活動等の主要施設の配置4節57

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