総合基本計画
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加古川市KAKOGAWA CITY④地域拠点都心・副都心以外の鉄道駅周辺地区、及び志方町中心部を地域拠点と位置付け、市民生活の利便性を向上させるため、適正規模の商業機能の誘導や交通機能の充実などを図ります。⑤生産・流通等の拠点臨海部や工業団地における既存の工業集積を生産・流通等の拠点とするとともに、立地需要の増加に対応して周辺環境と調和した拠点の拡充を図ります。また、県立加古川医療センターランプ周辺など、自動車専用道路の出入口周辺においては、その利便性を生かした拠点形成を促進します。⑥レクリエーション等の拠点北部における加古川ウェルネスパークや見土呂フルーツパーク、加古川運動公園など既存施設を活用しながら、レクリエーション拠点を形成します。また、加古川河口部や河川敷、別府みなと緑地、平荘湖、権現湖などの※親水空間や、既存の公園・緑地空間を有効に活用し、水と緑のネットワークを形成するなど、レクリエーション拠点の魅力の向上を図ります。とりわけ、総合公園である日岡山公園及びその周辺エリアについては、観光による経済効果や周辺の土地利用との相乗効果などのポテンシャルを踏まえ、日岡駅周辺地域拠点との連携を図るとともに、歴史・文化、スポーツなど既存の機能集積を生かしつつ、※ウェルネス、子育て、※食育、防災など様々な分野にわたる整備基本計画の策定により、本市の※地方創生推進の拠点を形成します。(2)基幹交通体系①東西軸国土幹線軸である山陽自動車道を北部における東西軸として、広域的な連携を図るとともに、国道2号線、加古川バイパス及びJR山陽本線を中央部における東西軸と位置付け、阪神都市圏や西播磨地域との連携を強化します。特に内※環状線の一部を形成する国道2号線の4車線・対面交通化や加古川バイパスのリニューアルを進めるとともに、JR山陽本線についても、安全性と利便性の向上を促進します。また、都心における中環状道路である中津水足線の整備と連携しながら、加古川渡河部の交通容量の拡大などを目指し、神吉中津線(新橋梁)の整備を進めます。一方、播磨中央幹線(国道250号)、浜幹線及び山陽電鉄本線を南部における東西軸と位置付け、東西方向の交通の円滑化を図ります。さらに、市域の道路網に大きな影響を与えている加古川バイパスの交通混雑を踏まえ、播磨臨海地域の東西連携や交流の促進を図るための広域東西軸として播磨臨海地域道路の早期実現を目指します。②南北軸神野別府港線、本荘加古線を東部における南北軸と位置付け、その整備を促進します。東播磨南北道路、尾上小野線については、中央部における南北軸と位置付け、東播磨南北道路の北伸整備を促進します。また、加古川別府港線や平野神野線の整備を進めるとともに、JR加古川線の利便性の向上などによる活性化を図ります。さらに、高砂北条線を西部における南北軸と位置付け、国土幹線軸である山陽自動車道等とのアクセス性の向上を促進します。③公共交通網の充実東西軸や南北軸の基幹道路の計画的な整備を生かした公共交通網の充実を図ります。※親水様々な形で水と親しむことを指す。親しむことの内容には、水にふれること、ながめることなどを含む。※ウェルネス単に運動や栄養だけでなく、幅広く生きがい、人間関係、生活環境などの要素をバランスよく保ち、より積極的で創造的なライフスタイルを目指す行動様式。※食育現在及び将来にわたり、健康で文化的な国民の生活や豊かで活力のある社会を実現するため、様々な経験を通じて、国民が食の安全性や栄養、食文化などの「食」に関する知識と「食」を選択する力を養うことにより、健全な食生活を実践することができる人間を育てること。※地方創生人口の減少に歯止めをかけるとともに、住みよい環境を確保して、将来にわたって活力ある地域社会をつくるための取組。※環状線(外環状線、中環状線、内環状線)都心の中心地域から、市街地へ、さらに周辺都市に向かって放射状に延びた道路をリング状につないでいる道路。総論総論6章54

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