総合基本計画
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加古川市KAKOGAWA CITY※市街化調整区域都市計画法に基づく都市計画区域のうち、市街化を抑制すべき区域。※農業振興地域農業振興地域の整備に関する法律に基づき、一体的に農業の振興を図ることが必要である地域において、農用地等として利用すべき相当規模の土地があり、将来、農業経営の近代化等の見込みがある等の要件を備えるものについて、都道府県知事が指定する地域。※田園まちづくり制度市北部の市街化調整区域で、少子高齢化や過疎化の進んでいる地域において、住民主体のまちづくりを実現するための制度。「加古川市都市計画法に基づく開発行為の許可の基準等に関する条例」に基づき、一部の建築物の建築を許可する「特別指定区域」の指定などが可能となる。※都市機能商業・サービス、福祉、教育・文化、観光・交流、産業支援、居住など、都市的な活動を営むための各種機能。総合基本計画・総論さらに、幹線道路沿いに点在する工業系の地域においては、住宅や商業施設、工場が混在し、各々の環境悪化を招いている状況を解消するとともに、立地需要の増加に対応し、地域の実情に応じた拡充を図るなど、適切な土地利用について検討します。(3)北部北部は、大部分が※市街化調整区域であり、播磨中部丘陵県立自然公園をはじめとする貴重な森林資源や田園環境の広がる緑豊かな地域となっています。また、平荘湖や権現湖、多数のため池など豊かな水辺空間にも恵まれています。そこで、この地域においては、豊かな自然環境の保全に努めるとともに、既存施設を有効に活用しながら、憩いとやすらぎの空間として活用します。また、※農業振興地域を中心とする田園部においては、主に農業生産活動と市民生活が一体となって営まれていることから、農業の生産基盤を保全し農業の振興を図る一方、既存の集落においては、地区計画や※田園まちづくり制度などを活用することにより、地域特性を生かした住民主体のまちづくりを支援し、周辺環境と調和した秩序ある良好な居住環境の保全と育成に努めます。さらに、自動車専用道路の出入口周辺においては、その利便性を生かした生産・流通及び健康・医療・福祉等の拠点性のある土地利用を促進します。豊かで活力ある持続可能な都市空間を形成するため、※都市機能の集積を図る必要がある地域を都市拠点として位置付けます。また、都市拠点間、さらには東播磨地域や阪神都市圏など広域における役割分担や連携を踏まえつつ、基幹交通体系の形成を図るとともに、公共交通網の充実を目指します。(1)都市拠点①加古川都心JR加古川駅周辺地区においては、東播磨都市圏の核としてにぎわいのある魅力的な都市空間を形成するため、交通の利便性や保健・医療機能の充実した環境を生かしながら、商業や行政などの都市機能の集積や都心居住を促進するとともに、土地利用の高度化を図ります。②東加古川副都心JR東加古川駅周辺地区においては、都心との機能分担を図りながら、総合文化センターをはじめとした教育・文化機能を中心に、商業、居住など多様な都市機能の集積を図ります。③別府副都心山陽電鉄別府駅周辺地区においては、既存の商業集積と、港湾機能やレクリエーション機能等との連携のもと、副都心にふさわしい都市機能の確保に努めます。都市拠点と基幹交通体系2節総論6章53

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