総合基本計画
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加古川市KAKOGAWA CITY総合基本計画・総論~「いつまでも住み続けたい ※ウェルネス都市 加古川」の実現をめざして~本格的な人口減少社会を迎える中、今後も活力と魅力あふれる地域社会を創造し、本市に住む全ての人が将来にわたって幸せと希望を感じることができる※まちづくりを進めていくためには、既成概念にとらわれることなく、市民と行政が一体となって取り組んでいく必要があります。そこで、以下に掲げる「※協働と連携」、「創出と進化」を施策展開上の基本的な視点と捉え、第2節にまとめた後期総合基本計画期間に取り組む施策を展開していきます。①協働と連携社会環境がめまぐるしく変化し、市民ニーズが多様化する中において、市民一人一人が地域のことは地域で決めるという自律的な地域運営を実現していくためには、情報公開と積極的な発信による情報共有のもと、市が抱える課題に対する共通の認識を持ち、市民の市政への積極的な参画による協働のまちづくりを進めていくことが何よりも重要です。そして、まちの持つ様々な資源を最大限に有効活用し、効果的で効率的なまちづくりを推進していくためには、市民や※事業者、行政など、多様な主体がまちづくりの理想を共有する中で、共通の目的に向かって、対等の立場でともに助け合い、補完し合いながら、これまでの役割分担意識等にとらわれることなく、互いに連携して取り組んでいくことが大切です。②創出と進化本格的な人口減少社会を迎え、今後、税収等の大幅な増加を見込むことが難しい状況において、活力と魅力あふれる地域社会を創造していくためには、既存の手法にとらわれることなく、創意工夫によって新たな価値観や価値基準を創出していく姿勢が求められます。そして、変化し続ける市民ニーズを的確に捉えて臨機応変に対応し、質の高い行政サービスの提供と市民満足度の向上を図るため、常に最適な形へ進化し続ける行政運営の実現を目指します。※ウェルネス単に運動や栄養だけでなく、幅広く生きがい、人間関係、生活環境などの要素をバランスよく保ち、より積極的で創造的なライフスタイルを目指す行動様式。※まちづくり道路や公園、建築物など「ハード(物的)面での施設づくりや保存活動」、さらには、市民の健康・福祉・教育、コミュニティの形成など「ソフト面での人づくりや仕組みづくり」を含めた活動を指す。※協働市民、市民活動団体、事業者等と行政が、共通の目標に向かって、お互いの立場を理解し、それぞれの役割を果たしながら、一体となってまちづくりを進めること。※事業者個人及び法人の民間会社に加え、公益法人なども含む。施策展開上の基本的な視点1節総論5章後期総合基本計画期間における施策の展開5章 49

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