総合基本計画
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加古川市KAKOGAWA CITY●山崎断層帯地震や※南海トラフ地震の発生の危険性が指摘されるなど、災害による被害のリスクが高まっています。●多発する局地的な豪雨や台風による浸水被害に対しては、河川や下水道を整備する「ながす」対策に加え、雨水を一時的に貯留・浸透させる「ためる」対策、そして浸水被害を軽減する「そなえる」対策を組み合わせた総合治水対策が重要となっています。●市内においても凶悪な犯罪が発生するとともに、高齢者の関わる交通事故が増加するなど、日常の安全に対する不安が増しています。●住宅密集地区における狭あい道路の解消や建築物の耐震化を促進するなど、防災基盤の充実に努めています。●平成23(2011)年の台風をはじめ、度重なる大雨により床上浸水が発生している地区を重点とした浸水対策を進めています。また、ため池の活用や雨水貯留タンクの設置への助成など、市民・※事業者・行政が一体となった総合治水対策を進めています。●犯罪を未然に防ぐため防犯灯の設置や公共施設における死角の解消など、防犯に関する環境の改善を進めています。●通学路の路肩をカラー化するなどの通学路の安全強化策をはじめ、交差点の改良や交通安全施設の設置など、交通安全対策を推進しています。災害に強い※都市基盤の整備や犯罪防止、交通安全に寄与する施設環境の整備を進め、安全・安心な※まちづくりを推進します。基本方針快適に暮らせるまちをめざして安全で快適な暮らしの基盤を整備する防災・防犯のための基盤を整備する現状と課題本市の主な取組関連図表5-2-1章節15章 2節※都市基盤市民生活の安全性、利便性、効率性等の向上を図るための都市施設のこと。道路、鉄道、公園、緑地、上下水道、河川等がある。近年では、情報・通信網等も重要な都市基盤として位置付けられている。※まちづくり道路や公園、建築物など「ハード(物的)面での施設づくりや保存活動」、さらには、市民の健康・福祉・教育、コミュニティの形成など「ソフト面での人づくりや仕組みづくり」を含めた活動を指す。※南海トラフ地震南海トラフ(東海地方から紀伊半島、四国にかけての南方の沖合約 100kmの海底にある延長 700kmの溝)沿いで発生する地震。最大でマグニチュード9クラスの地震が発生するとされ、今後、30年以内に70%程度の確率で発生すると想定される。※事業者個人及び法人の民間会社に加え、公益法人なども含む。 (資料)加古川市資料(件)平成23(2011)平成24(2012)平成22(2010)平成25(2013)平成26(2014)(年度)14111410112461020406080100120140160図表5.2.1-2 防犯灯設置件数(資料)加古川市資料平成23(2011)平成24(2012)平成22(2010)平成25(2013)平成26(2014)(年度)(%)50556065707580857577788080図表5.2.1-1 民間住宅の耐震化率148

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