PIECE OF KAKOGAWA(VOL.01)
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西嶋 サブカルといえば「かつめしちゃん」じゃないですか?非公式キャラの。ツイッターやSNSでも話題になってますよ。前田 話題といえば!丸亀製麺の1号店が加古川って「マツコの知らない世界」で紹介していました。せっかくだからもっと大々的に言ってほしい(笑)。阪口 あと、私が今明石に住んでいるんですが、明石は商売人のイメージがあって、加古川はおおらかなイメージがある。岡田 地域的に平和なんだと思う。自然災害が少ないし。首都機能移転候補地に挙がるくらいだから。自然環境が厳しいと人間もたくましくなるんだろうけど…(笑)記村 海もあるし山もある、大きな川もあるし。ちょっと恵まれすぎてる(笑)。藤野 その分、加古川らしさってちょっとぼんやりしてきますよね。前田 ぬるま湯な感じで、全体がボヤけてる気もする。帰省の時のお土産、何を持っていけばいいの?って困る。藤野 お土産もそうだけど、加古川って難しいですよね。東京に行った時には、誰も知らないだろうと思ってつい「神戸」という言葉でごまかしてしまう。全員 えー!(非難の声)記村 国宝の鶴林寺があるけど、姫路城みたいな派手さはないしなぁ。でも、かつめしをブラジルに持っていって頑張ってるから、将棋とかももう少しPRできたら「らしさ」に繋がっていくと思う。西嶋 県外の大学生が加古川に来ることがあって、将棋もかつめしも靴下もあるってことに驚いてましたよ。前田 なんだかそれもぬるま湯な気が…全員 (笑)。藤野 中から見たのと外から見たのとでは違うのかも。西尾 30代半ばくらいで地元加古川に帰ってきてお店を始めたという人に結構出会う。前田 結構地元愛みたいなものはあると思う。住みやすいから出て行かなくてもいいみたいな。西嶋 僕も一度出た人間なのでよく分かる。確かに住みやすい。藤野 でも、高校生の息子が加古川を出たいって言うんですよね。こっちも引き止める材料がないというか。魅力を感じないのかな?岡田 刺激は少ないのかな。若者には退屈な街なのかも。西嶋 一度出た方がいいと思う。逆に良さが分かる。記村 市内を探し回ったら、それぞれの地域でいろんなものが継承されているから、それを集めて若い世代にも受け継いでいけたらいいんだけど。小学生が獅子舞を踊ったり能をやったり。藤野 地域の取り組みとか無くなってきているものも多いですよね。仕方ない部分もあるけど寂しい。前田 最近高砂市に通っているんですが、月に一度開催する「朝ごぱん市」が定着してきている。商店街の人や高校生も一緒になって取り組んでいて、頑張ってるなぁと。岡田 高砂市が元気になったのもここ数年ですよね。ちゃんと危機感をもってるんだと思う。記村 加古川市でも活動はいろいろされているが単発。横のつながりが少ないと思う。せっかくええのんがあるんやから、これをつないでやるとそれぞれの活動ももっと活発になると思う。前田 ぬるま湯がええとこでもあり悪いところでもあると…藤野 これっていうのがない分、加古川にはまだ伸びしろがあると思っていて。まだまだやれるんちゃう?って期待してます。加古川LOVERSのみなさん、ありがとうございました!\座談会会場はココ!/2016年、加古川駅前・寺家町商店街にオープンしたレンタルスペース通称「00」(ゼロゼロ)。イベントや会議、ものづくり工房として利用可能。加古川の情報やアイデア発信基地として活用できる。加古川市加古川町寺家町372-3https://kakogawa-machi.com/00.Work Shopspace&oce恵まれすぎな自然環境PRが曖昧なのが玉にきず!?

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