PIECE OF KAKOGAWA(VOL.01)
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▲飼料の一つ減農薬栽培のもみ付き米 ▶買ったばかりの卵は新鮮すぎてゆで卵には向かないそう。やっぱりまずはTKG(たまごかけごはん)で味わって▲「流通コストを極力上乗せしない直販主体で価格を抑えてお届けしています」と奥野さん▲商品/左から、海苔香~のりか~ 味付のり・焼のり・佃煮(五つ星ひょうご)▲海苔のロープを準備する大濵さん。朝早くに漁場へ向かい網を仕掛ける為の準備を行う日本一のタマゴを育てる清流と海で育む加古川産海苔株式会社オクノ 奥野克哉さん有限会社大濵 大濵圭右さん有限会社大濱海苔 大濱**さん▲海苔のロープを準備する大濵さん。朝早く 加古川の河口沖の漁場で収穫すする大濵の海苔。海苔といえば明石のイメージが強いが、加古川の栄養は非常に豊富であり、清流加古川の恵みを受け、風味豊かで真っ黒な海苔が育つ。シーズンの最初に一度だけ採れる一番摘みの海苔を贅沢に使用した『海苔香〜のりか〜』は、平成25年度「五つ星ひょうご」にも選ばれ、贈答品としても人気は上々だ。 海苔の養殖は9月から作業が始まり、収穫は翌年の4月末頃まで。極寒の中、時折荒れる海に耐えながらの漁場での作業。「子どもたちに加古川河口沖で海苔が採れることを知ってもらい、食べてもらいたい」と話す。 『たまごかけごはんシンポジウム・TKGチャンピオン』で、3年連続優勝したオクノの卵。快挙を成し遂げられたのは、奥野さんの徹底的なこだわりだ。 地元加古川産の減農薬米や米ぬか、赤穂の塩、北海道のサンマの魚粉など、全国から選び抜いた飼料を与えるのはもとより、季節や鶏の体調に合わせて配合を変えるという。さらに、洗浄・パック詰め作業・販売も鶏舎の横で行うことで鮮度を保つ。 卵のおいしさが評価され神戸のホテルやレストラン、マルシェへの納品・出店で信頼を得て、今では加古川産の野菜の仕入れ先を紹介するなど、いつの間にか加古川の魅力を発信する架け橋として活躍している。清流加古川が育む芳醇な海の幸。養鶏農家の枠を超え加古川農畜産物の伝道師に。清流と海で育む加古川産海苔▲飼料の一つ減農薬栽培のもみ付き米

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