五社宮野口神社横蔵寺日吉大社の分霊を祭ったといわれる運慶・湛慶親子をつないだ秘仏鎌倉時代を代表する仏師・運慶と子・湛慶にまつわる逸話が残る曹洞宗の寺院です。本尊の十一面千手千眼観音像は、互いをまだ見ぬ運慶、湛慶父子が観音様のお告げで互いを想って像の半身を刻んだものと伝えられ、25年ごとに開帳される秘仏です。本堂では坐禅会や写経会なども開かれています。たんけい主神は日吉大神で、比叡山延暦寺の守護神・日吉大社から分霊を迎え、後に四柱の神を合わせ祭ったところ、五社宮の名がついたともいわれています。旧西国街道沿いに位置し、神社の東南角には文字の刻まれた古い道標が立っており、長い年月で風化したその姿はかつての人の往来がしのばれます。ひえのおおかみ最新情報はこちら最新情報はこちら47
元のページ ../index.html#48