わがまち加古川70選
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別府住吉神社・手枕の松宝蔵寺古から伝わる名松行基菩薩が開基した歴史ある寺院奈良時代、聖武天皇の勅命で行基が開基しました。真言宗の寺院で、室町時代に作られたと伝わる阿弥陀如来像を本尊とします。境内には明治19(1886)年、多木化学株式会社の創業者・多木久米次郎が譲り受けて植えた、日本最古といわれるオリーブの木があります。また、加古川出身の俳諧師・滝瓢水の筆塚も残っています。漁業や海上交通の守り神として親しまれてきた住吉神社の境内にある松です。松が横に傾き、腕枕のように見えることから、別府出身の俳人・滝瓢水が「手枕の松」と名付けました。“播州松巡り”の東端にあたり、近世地誌『播磨鑑』では、曽根の松に並ぶ霊松と評されています。たきひょうすいはりまかがみ最新情報はこちら最新情報はこちら36

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