わがまち加古川70選
28/56

聖徳太子によってつくられたという日本最古の取水施設・五ヶ井堰からの水を加古川下流東岸部に届け、農業の発展を支えました。五ヶ井堰は加古川大堰にその役割を引き継ぎ、用水は現在も利用されています。大堰下流には、聖徳太子が工事の際に基準としたと伝わる「太子岩」の名残を確認できます。五ヶ井用水中西廃寺聖徳太子ゆかりの歴史的な用水奈良時代までさかのぼる遺構7世紀後半の古代寺院の跡地と考えられている場所です。遺構として、巨大な塔の心礎が残っています。近くには、弘法大師が杖でついたところ、突然きれいな水が湧いてきたといわれる「石井の清水」があり、この井戸枠に中西廃寺の露盤と呼ばれる塔の屋根の部材であると考えられる石材が使われています。最新情報はこちら最新情報はこちら27

元のページ  ../index.html#28

このブックを見る