かこ水だよりvol.8
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コラムColumn具体的にこんなところにお金を使っています!収益的支出は、加古川や水源地から取った水を水道水にして届けるための費用(原水及び浄水費)が多くを占めています。このうち、水をきれいにするために使用する薬品費に0.7億円、水をポンプで送るために使う動力費に1.5億円かかっています。資本的支出は、主に水道施設の整備にかかる費用と企業債(借入金)の返済です。令和3年度では中西条浄水場の高架水槽の更新等に8.0億円、基幹管路の耐震化等に18.7億円の設備投資を行いました。これからの水道事業は、給水人口(水道利用者数)の減少などにより、水道料金収入は徐々に減少していく見込みです。一方、古い施設の改修時期を迎える中、物価上昇も予想されることから、収益的支出は増加していく見込みとなっています。今後は、施設規模の見直しを含めてコストの徹底的な削減に努め、健全な事業運営を行っていく必要があります。給水費営業設備費(0.8億円) その他企業債償還金(7.4億円) 原水及び浄水費※受水費を含む投松ポンプ場の更新昭和36(1961)年供用開始で、老朽化が進んでいた投松ポンプ場の建て替え工事を行いました。配水施設費耐震管への更新地震などで破損した場合に、大きな影響が出る恐れのある管路を最優先に、地震に強い耐震管に取り替えています。施設の改修や物価上昇もあり5(水道水をつくるための支出)支払利息(1.6億円)総係費(1.8億円)業務費(2.5億円)配水費(2.8億円)44.9億円合計減価償却費(15.4億円) (万人)262320R1R2給水人口(万人)(1.1億円)(0.5億円)(19.2億円)R3R4R5収益的支出(億円)水道料金収入(億円)(水道施設を整備するための支出)合計原浄水施設費(8.0億円) 収益的支出は増加傾向差が広がっていく給水人口の減少にともない、水道料金収入も減少傾向34.9億円(18.7億円)更新した高架水槽(中西条浄水場)(億円)504030R6R7R8支出収益的支出水道事業では何にお金を使っているの?資本的支出のこれから

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