かこ水だよりvol.8
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tP1tP2tP34oinoinoin令和2年度は、新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)の影響を考慮した水道料金の減免を行いましたが、令和3年度は、水道料金の減免を行わなかったことから、収入については、前年度に比べ 6.5億円増の 52.4億円となりました。一方、支出については、支払利息が減少したものの、受水費(兵庫県から購入している水の費用)の減免※がなかったことから、前年度に比べて3.4億円増の44.9億円となりました。これにより、本年度の決算収支では、7.5億円の純利益を計上することとなりました。この利益は将来の施設更新のために積み立てています。収益的収入は、お支払いいただいた水道料金が大半を占めており、安全で安心な水をお届けするための大切な財源となっています。資本的収入は、大半を企業債(借入金)が占めています。長期の借り入れ(返済)を行うことで、水道施設の受益者である将来世代にも、施設建設などにかかる費用負担をしてもらえるように、返済額を平準化しています。水道事業ではどうやって収入を得ているの?収入収益的収入水道水をつくるための収支水道施設を整備するための収支資本的収入収 入収 入(9.7億円)支 出支 出※受水費の減免とは、令和2年度にあった新型コロナを考慮した兵庫県企業庁からの支援のこと新型コロナによる水道料金の減免を実施しなかったことにより、前年度と比べ収入が大幅に増加した(水道水をつくるための収入)雑収益(1.3億円)分担金(2.2億円)長期前受金戻入益(2.6億円)県水処理受託収益(5.3億円)受水費の一部減免がなかったことにより支出が増加した合計52.4億円水道料金(40.3億円)支出の増加を収入の増加が上回ったことにより純利益が前年度と比べ増加したその他(0.7億円)(収益的収支)(資本的収支)資本的収支不足額は、減価償却費等により事業内部に留保される損益勘定留保資金等を財源として補てんしています。(水道施設を整備するための収入)工事負担金(2.5億円) 合計地方公営企業法に基づき、水道料金収入など1年間の経営活動を表す「収益的収支」、施設の建設など支出の効果が次年度以降に及ぶものを表す「資本的収支」の2つに分けて会計処理をしています。12.2億円企業債52.4億円44.9億円12.2億円34.9億円令和3年度決算のあらまし

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