加古川総合防災マップ_ポルトガル語
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津波は河川を遡上するため、海から離れた場所でも氾濫する可能性があります。また遡上した津波は、人が全速力で走る程の速さになることがあります。津波は繰り返しやってきます。一度引いたからといって沿岸へ戻るのは大変危険です。がれきや建物などが流される津波の予兆として引き潮がよく挙げられていますが、必ずしもそうではなく、引き潮がなくても津波は来ます。河川の遡上繰り返し来る予兆がなくても来る地地震震編編67津波ハザードマップ津波ハザードマップこんなところに注意津波ハザードマップとは 津波ハザードマップとは、海溝型地震である南海トラフ地震が発生した場合、市に到達が想定される津波による浸水範囲と深さを示したマップです。兵庫県の津波シミュレーション結果に基づいて作成しています。 平成23年に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)では、従来の想定を上回る巨大な津波が発生し、東日本一帯の沿岸部に甚大な被害を及ぼしました。市における津波被害想定は一部区域に限られていますが、想定外の巨大津波はいつ起こるか予測が出来ません。なお、市においては南海トラフ地震が発生した場合、津波が初期水位より1m上昇する時間は最短で113分と想定されています。しかし、1m未満の津波(第1波)は地震発生後10〜20分で襲ってくるおそれがあります。津波から身を守るためには、限られた時間内にできるだけ海岸から遠く、高いところへ避難することが重要になります。 「もしも津波が発生したら・・・」を想定し、どの程度の被害となるのか、発生した時に何をすればよいのか、日頃から何に気を付けて備えておくべきなのかについて考えてみてください。揺れと津波による複合災害 南海トラフ地震の震源域は海域にある割合も多く、広域に津波が襲来することが予想されます。また、昔とは異なり、現在は高層構造物が立ち並んでいます。地震の揺れで家が倒壊したり、ビルなどの大きな建物が倒壊したところに津波が襲来すれば、水だけではなく大きながれきなども一緒に流れてしまい、複合災害による人的被害の増大が懸念されます。 沿岸部では、地震が発生したら、できるだけ海岸から離れた高いところへ避難しましょう。

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