暮らしのガイド
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35 加古川市においては、海溝型地震の南海トラフ地震や内陸活断層型の山崎断層帯地震の2種類の地震が想定されています。その中でも南海トラフ地震は30年以内の発生確率が70%といわれています。 「もしも今ここで地震が発生したら・・・」と想像し、その時どういった行動ができるのか、日ごろからどう備えておくべきなのかについて考えてみましょう。●地震発生時の行動①机の下に身を隠すなどして自分の身を守る。●地震直後の行動(発生後1~2分)②落ち着いて火の元確認し初期消火③窓や戸を開け出口を確保④落下物があるので、あわてて外に飛び出さない⑤ガラスの破片などから足を守るため、靴を履く●地震後の行動(発生後3分~)⑥ラジオなどで正しい情報を確認⑦家族や隣近所の安否の確認  特に一人暮らしの高齢者世帯などには積極的に声をかけ安否確認⑧協力し合って救出・救護⑨避難の前に電気・ガスの元栓確認地震から身を守る 津波は恐るべき破壊力で人や家屋をのみ込み、すべてを奪い去ります。地上に押し寄せる波だけでなく、海へと引き返す波も大変強力で、何度も繰り返し押し寄せます。また、津波は川を遡上するので、河川流域でも十分な警戒が必要です。●津波の特徴を理解する津波の高さは想像以上 津波の高さは海岸の地形などに大きく左右されます。たとえ沿岸部で1~2mだったとしても、場合によっては数倍の高さになることがあります。繰り返し襲ってくる 津波は何度も繰り返し襲ってきます。 必ずしも1回目の津波が最大であるとは限らないので、警報・注意報が解除されるまで、海岸に近づいてはいけません。津波予報の種類▶ 大津波警報 高いところで3mを超える津波が予想されますので、厳重に注意してください。▶ 津波警報 高いところで1mを超え、3m以下の津波が予想されますので、警戒してください。▶ 津波注意報 高いところで0.2m以上、1m以下の津波が予想されますので、注意してください。●津波から避難する津波から身を守るには「逃げる」しかありません。避難しても、ここなら安全と思わず最善をつくし、より高い場所を目指して避難しましょう。地震の揺れが小さくても津波は来る 揺れが小さくても津波が起きるケースがあります。 海岸にいる人や、海岸付近の住民は、小さい揺れでも、揺れを感じなくても、まずは避難を最優先しましょう。津波から身を守る

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