暮らしのガイド
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知っておきたいお墓の種類現在、墓地や霊園などで多く見られる形のお墓は、江戸時代の中頃から広く使われるようになったと言われています。鎌倉時代から室町時代にかけて多く作られた、五輪塔(ごりんとう)など供養塔型のお墓も一部で見られます。近年は、背が低く横幅が広い洋型のお墓も増えてきました。また、既成の型にこだわらない自由なデザインのお墓も見られます。※掲載の記事に関しましては、一般的な様式を掲載したものであり、各宗教や宗派または地域により異なる場合がございます。お墓参りできない人に代わって、あるいはお墓参りしてくれる人がいなくても、ご家族に代わり寺院が永代にわたり、遺骨の管理・供養をしてもらえる現代の新しいお墓です。永代供養について●お寺が永代にわたり、遺骨の供養と管理をしてくれるので、無縁仏にならない。●墓石代がかからない(個人墓の場合を除く)、墓地使用料が割安になる等、一般のお墓と比べると料金が安い。●一式料金を納めれば、その後管理費、寄付金など、一切費用がかからない。●宗旨宗派は問われない。どなたでもご利用いただけます。最も標準的な形のお墓です。竿石の下に上台石、下台石を重ねた形が多く見られます。下台石の下に芝台石を置いたり、竿石と上台の間にスリンと呼ばれる石を置く場合もあります。現在の和型墓石が広く普及する以前に多く作られた、供養塔の形をしたお墓です。五輪塔、多宝塔、宝篋印塔、無縫塔などの種類があります。芝生墓地やガーデニング霊園などの増加とともに、西洋風のお墓も増えており、和型と比べて背が低く、横幅が広い竿石を置いたお墓で、「オルガン型」・「ストレート型」などがあります。伝統的な形にとらわれず、故人の趣味や個性を反映したオリジナルのデザインを施したお墓を選ぶ方も増えています。和 型和型供養塔洋 型デザイン墓石永代供養墓とは一般のお墓との違いはこのような方にお勧めです次の世代に負担をかけたくない方お墓の後継者がいらっしゃらない方故郷のお墓が遠くお墓参りに行けない方宗旨宗派や檀家制度など宗教的な事にこだわりたくない方お墓と永代供養の豆知識170

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