加古川市総合防災マップ
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水 害 編水 害 編12避難場所山地災害について土砂災害に対する心構え早めの避難土砂災害に遭遇したら命を守る最低限の行動地震でも発生する兵庫県では地形・地質、渓流の勾配、活断層からの距離、森林の状況などの条件から、降雨や地震によって山地災害の起こりやすい地区を「山地災害危険地区」として位置づけ、独自の基準で調査した被害想定区域を加えた区域を「山地災害危険区域」としています。山地災害危険地区はその発生形態などによって次のように区分されます。台風の接近など、あらかじめ災害の発生が予見できる場合は、前兆現象や避難情報の発表を待たずに、土砂災害警戒区域などから立退き、安全な場所へ避難しましょう。土砂災害が発生してから避難するのは困難です。事前に土砂災害警戒区域などの範囲を確認し、土砂の流れる方向に対し、直角に逃げるようにしましょう。もし立退き避難が間に合わず、土砂災害が近くで発生してしまった場合は、むやみに屋外に避難するより、建物の2階以上に避難し、安全を確保しましょう。土砂災害は雨だけでなく、地震によって発生する場合があります。地震によって地下の深いところまで 地盤がゆるむため、その後の余震や降雨でも土砂災害を引き起こす危険があります。崩壊土砂流出危険地区●山の斜面に亀裂やわき水がある●岩石がもろく崩れやすい地質である●過去に山崩れがあった●山崩れがあった場所にとなり合っている●急斜面で、軟弱な地盤がある●水の集まりやすい斜面地形である●ときどき落石がある山腹崩壊危険地区山腹の崩壊や落石により、災害が発生するおそれがある山腹斜面山腹の崩壊や地すべりによって発生した土砂が土石流となって流出し、災害が発生するおそれがある渓流特徴●渓流の勾配が急である●渓流に大きな石がごろごろ堆積している●たくさんの土砂が堆積している●上流が山崩れなどで荒れている●過去に土石流があった特徴

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