広報かこがわ12月号
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いる人を見掛けても、自分から声を掛けづらいことがあるかもしれません。そんなとき、直接声を掛けられなくても、「気付く」ことが助けになる場合もあります。また、知的障害・精神障害・内部障害など、外見からは分からなくても、実は障がいがある人もいます。の特性を知り、「もしかしてバリアがあるのかも」と気付くことで、みんなが暮らしやすいまちになるのではないでしょうか。日常生活の中で困ってまずは、さまざまな障害知っていますか?ヘルプマーク心のバリアフリーでみんなに優しい加古川へ私たちが暮らす社会の中には、どんなバリアがあるのでしょうか。障がいがある人やその家族に聞きました。知的障害が私の外見からは分かりにくく、誤解を受けることがあります。社会の仕組みが理解できず失敗するときもありますが、温かく対応してもらえると助かります。近所の人から「おはよう」とあいさつされると地域の一員として認めてもらえていると感じ、嬉しいですね。困っているときに、分かりやすい言葉でゆっくり説明してもらったときはとても助かりました。予想しないことに驚いてしまうので、前方から目を合わせて声を掛けてもらえると話しやすいです。障害の有無にかかわらず、お互いを認め合いたいです。一人一人異なる障害を、社会全体で受け止めてほしいです。自分で考え、自分で選択して生きていける社会がいいですね。外見からは分からなくても、援助や配慮を必要としていることを周囲に知らせるためのマークです。このマークを身に付けた人を見掛けたら、思いやりのある行動をお願いします。障がい者支援課 宮本 史織主事市手をつなぐ育成会会長 楠木 紳子さん、楠木 晴渡さん車いすや障がい者用バギーには、広いスペースが必要です。障がい者用の駐車場やスロープの周りに荷物や自転車があると、十分な乗り降りのスペースが取れず困ることも。車いすを車に乗せるときに、そばを他の車が通るとドキッとしますね。終わるまで待ってもらえると安心です。スーパーで買い物籠を運んでくれたり、介助者が車を取りに行く間だけ様子を見守ってくれたりと、少しの優しさがとても嬉しいんです。「何か手伝えることはありますか」と声を掛けてもらえると助かりますね。特別なことは必要ありません。少しの気遣いがあるだけで、誰にとっても暮らしやすい社会になると思います。車いすでも自由に行きたい所へ行ける社会であってほしいです。障がいがある人にとってのバリアを取り除くために必要な配慮を「合理的配慮」と言い、事業者には、合理的配慮の提供が法律で義務付けられます。店の入口に段差がある場合は「簡易スロープを設置する」「店員が介助する」など、可能な範囲での配慮です。市障がい者団体連絡会では、障害ごとの特徴に合わせた対応方法などを事業所に伝える活動を予定しています。かご市肢体不自由児・者父母の会会長 高橋 千代美さん問い合わせ/障がい者支援課☎427・9210  422・8360何かできることはありますか?みんなが暮らしやすい社会とは?何かできることはありますか?みんなが暮らしやすい社会とは?お店や会社でも取り組みます9令和4年12月号誰にとっても居心地の良い社会へ教えてください 私にもできること

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