広報かこがわ10月号
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民生委員・児童委員に相談できるのは自分のことだけではありません。「近所に住むあの人、最近元気がなさそう」「あの家から最近怒鳴り声が聞こえてくるけど大丈夫かな?」「子どもたちが夜遅くまで外で集まっているのが気掛かり」など、あなたの地域でいつもと違う様子を見掛けたら、担当する委員の皆さんに相談してください。地域の相談相手として心配事があれば民生委員・児童委員は、住民の立場から地域の福祉を担うボランティアです。生活する中で、困っている事や心配事に関する相談を聞き、適切な支援やサービスへの「つなぎ役」を担っています。また地域ごとに訪問やサロン、見守りなどの活動を行っています。少子高齢化や核家族化などが進み、社会のつながりが薄くなってきています。小さな相談がしづらくなり、孤独化や家庭内暴力などの問題に発展することも。そのような事態を解決する一つとして、民生委員・児童委員の活動があります。地域活動、子育て支援、見守り活動、研修会など生活の困り事、福祉窓口の紹介、安否確認、近隣住民について など※金銭の貸し借り、ごみ捨てなどの雑務、 身元保証人の登録などはできません。訪問先の市民の声毎日のあいさつと声掛けからつながりが生まれますこの記事に関連したSDGs項目民生委員・児童委員丹羽 勝次郎さん(18年目)退職後、新しいことをしたいと考えていたときに町内会長から依頼され、委員を始めました。あるとき、障がいのある子の家庭を訪問するうちに、その家庭の雰囲気が明るくなってきました。福祉に対する理解や思いは人それぞれで、悩みは自分からは言いづらいもの。日頃から地域の皆さんに声を掛け、話しやすい環境をつくるように心掛けています。令和4年10月号8市内には約400人の民生委員・児童委員が地区ごとに活動しています。気軽に相談できます民生委員・児童委員の皆さんとは、高齢者サロンや自宅訪問のときにお会いします。近所に住んでいる息子夫婦が定期的に様子を見に来てくれますが、それとは別に委員さんも家に寄ってくれて、介護や補助制度など、家族や私の知らないことを教えてくれます。相談できる人が一人でも多くいるのは、心強いですね。(80代・Oさん)特集2こんにちは!民生委員・児童委員です

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