広報かこがわ4月号
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私たち加古川市で暮らしています日常生活から見えてきた課題市では年々外国人の移住者が増えています。技能実習生や技術・人文知識・国際業務などの就労目的で来日する人が多く、5年前から約400人増加しました。今回のアンケート結果では、日本人の知り合いがいる人は職場でのつながりがほとんどで、そうでない場合は母国出身の友人や知人だけとの答えが多く寄せられました。一方、近所の人と会ったときにあいさつをする頻度は高く、コミュニケーションを取りたい意識はあるものの、交友関係に至っていない状況が見てとれます。災害時には、外国人は言葉の面などで障がい者や高齢者などと同じく「要支援者」になります。近隣の人や日本人との交流があれば、災害時だけでなく日常生活での困りごとも相談したり声を掛け合ったりすることができます。地域住民や日本人とのつながりをどのように築いたら良いかが課題となっています。7.4%0.5%1.7%2.9%時々する29.7%2.3%【 外国人市民の出身国内訳 】【 災害時 避難場所の認知度 】【 日本人の友達や知り合いの有無 】この記事に関連したSDGs項目多くはないがある程度いる(令和3年12月末時点) 避難所がどこにあるか知らない人が40%以上いる。今後、情報提供の強化や外国人の防災意識の向上を図っていく必要がある。 市では、外国人を含めたすべての人が、多様な価値観や文化を認め合い、安全に安心して暮らせる「多文化共生社会」を目指しています。 一人一人の人権を尊重し、外国人市民の多様性を生かした魅力あるまちづくりにつなげます。【 近所の人と会ったときにあいさつをする頻度 】 ほとんどの人が知り合いにはあいさつをしていて、コミュニケーションを取りたい意識を感じることができる。加古川市外国人アンケート結果 令和3年10月(回答数175人)    「多くいる」「ある程度いる」が半数を超えている一方、「ほとんどいない」「まったくいない」も40%を超えている。無回答知らない知っているまったくしないほとんどしない2.3%隣近所の人をまったく知らない無回答毎回するまったくいない多くいる17.1%ほとんどいない特集2その他21.6%ブラジル7.3%フィリピン11%令和4年4月号8外国人も日本人も56ヵ国3,007人中国15%韓国27%ベトナム18.1%42.3%55.4%62.9%36.6%38.9%誰もが安心して暮らし協力し合えるまちに

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