広報かこがわ1月号
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市長 昨年は新型コロナウイルス感染症のワクチン接種や経済支援に注力する中で「かわまちづくり」プロジェクトがスタートしました。市民の方向けのシンポジウムの開催やワークショップを重ねながら河川敷を生かしたイベントにも力を入れてきましたが、前半は開催できない期間が長く、本当にもどかしい思いをしました。議長 ワクチン接種では、当初市民の皆さんから多くの不安の声をいただきました。しかし、市独自の予約システムを構築し関係者が一丸となって取り組んだ結果、着実に接種が進みました。今年はアフターコロナを見据え、「かわまちづくり」でにぎわいを創出することが重要になってくるのではないのでしょうか。市長 補助金制度を活用した河川敷でのイベント企画者を募集したところ、スポーツや健康、食、川を使ったアクティビティ、音楽などさまざまな新しい提案がありびっくりしました。河川敷で何かやりたいと思ってくれている方がこんなにもいるんだと、本当に心強く感じました。実際に主催された皆さんはいかがでしたか。肥田 私は広い河川敷を生かして、ものづくり・アート・音楽・スポーツ・食などを体験できるイベントを企画しました。たくさんの「価値」を組み合わせた「しん体験」を楽しんでいただけたのではないかと思います。多くの地元の方々にもご協力いただき本当にありがたかったです。樋口 あれだけの広い空間で注目してもらうにはどうしたらいいだろうと考え、気球を上げることにしました。搭乗体験を行うことで多くの方に訪れていただき、スケートボードを知っていただくきっかけとなりました。8月の東京2020オリンピックで注目されたスケートボードですが、実は小さいお子さんでも楽しむことができるスポーツです。反響は大きかったですね。市長 3回開催した河川敷の活用を考えるワークショップには延べ81人の参加がありました。参加してくれた瓢風さんと河村さんはいかがでしたか。瓢風 「総合的な探究の時間」という授業があって、私は「地域活性化」をテーマに勉強しています。川とまちの活性化が結びつくのではないかと興味があり、ワークショップに参加しました。自分が「こうなったらいいな」と思うことを伝えることができ、うれしかったです。河村 雰囲気が良かったので、緊張せずに自分の意見を言うことができました。いろんな考えを持った方たちと話ができ、もし実現できたら楽しそうなアイデアがいっぱいありました。市長 イベントを主催された方に話を聞くと、国や県など6カ所に許可申請が必要だったとか。皆さんのアイデアを実現するために市が協力することで、河川敷利用のハードルを下げる仕組みづくりをまず進めていきたいと考えています。 「かわ空間」と「まち空間」が融合した、地域の「顔」、そして「誇り」となるような空間をつくる取り組み。市では、かわまちづくり計画の策定に向けて、市民、市民活動団体、町内会・自治会、民間事業者、大学などさまざまな立場の人が意見交換している。 市民の皆さんが河川敷や水面でイベントを企画したり、堤防を整備して建物を建てられるようにしたりするなど、多くの人でにぎわう河川敷空間づくりを目指す。check!!スタートしたかわまちづくりJR加古川駅中央市民 病院加古川バイパス加古川検討エリア令和4年1月号5

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