広報かこがわ3月号
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地元のええトコ発見!地かこがわ自慢かがやく かこがわっ子編集・発行/加古川市企画部政策企画課(毎月1日発行)TEL/079・421・2000(代表)広報かこがわ令和2年3月号市役所前に広がる純日本式庭園。市花のツツジや八重桜、ハナショウブなど、四季折々の花が園内を彩ります。コイが泳ぐ池やあずまや、ベンチがあり、お弁当を持ってピクニックも楽しめます。鹿か こ児の庭●ところ/加古川町北在家2000 ●問い合わせ/管財契約課 ☎427・9146▲県知事賞に輝いた作品鈴すずき木優ゆず寿さん(中部中学校3年生)少しでも被害を防げるように防災力強化県民運動ポスターコンクール中学生・高校生部門 県知事賞「震災を知らない私たちの世代が防災意識を持つことは大切。万が一のときに少しでも被害が少なくなるように願いを込めました」阪神・淡路大震災の経験と教訓をいつまでも忘れることなく次世代に継承し、安全で安心な社会づくりを目指すポスターコンクール。思いを乗せて描いた作品は見事、県知事賞に輝きました。幼い頃から塗り絵が好きでよくクレヨンを片手に遊んでいたという鈴木さん。中学生になった今も絵が好きな気持ちは変わらず、これまで田舎の風景や植物などを描いてきました。みんなにいつ起きるか分からない災害に備えてもらいたいと、震災で家々が倒壊し、火が燃え盛る風景に決めました。以前、校外学習で人と防災未来センターを訪れ、神戸で被災した人から聞いた体験談が強く印象に残っていたからです。「身近にいる家族や友達が同じような被害に遭うことをイメージすると本当に怖いと感じました」と語ります。危機感が多くの人に伝わるように、災害の恐ろしさを表現したいと考えた鈴木さん。穂先が細長い面相筆のみを使用し、点描することで災害の様子を写実的に表現。炎は赤色に加え黄色や紫色なども使って奥行き感を出し、電線がちぎれている様子も描くなど細部にまでこだわりました。また、「語りつぐ 多くを学んだ あの日から」の文字は別の紙に描いたものを切り貼りし、背景から際立たせるよう工夫しました。「納得できる絵が描けると楽しい。高校生になったら美術部に入り、さらに技術を磨きたい」と朗らかに話す鈴木さん。今後も作品を通し、メッセージを届け続けます。28

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