広報かこがわ2月号
5/28

面積の求め方をすでに学習している長方形や三角形、平行四辺形に形を変えることが、正解に近づく一歩であると気付かせます。授業の学びを生かした展開問題(発展的な問題)を出題し、児童に再度じっくりと考えさせます。3cm6cm4cm協同探究児童は自分の考えや解法を発表し合った後、クラス全体で共通点や相違点、根拠や理由、互いの気付きを出し合い、考えを深めていきます。3この授業のねらいは、既習の長方形や三角形、平行四辺形の面積の求め方を活用しながら、台形の面積の求め方を考えることです。後に児童は台形の面積の公式を学習しますが、公式の成り立ちについて考える際、この授業で学んだことが生きてきます。展開問題再度、学習内容の理解を深める問題を提示。児童は協同探究で整理された意見や考え方を生かし、自力で解決を図ります。4考え方線を引き、2つの三角形にする13cm6cm4cm考え方全体の長方形から2つの三角形の部分を引く33cm6cm4cm考え方線を2本引き、2つの三角形と1つの長方形にする2学習」の成果問い合わせ/学校教育課☎427・9354中部中学校 田中寿幸教諭 これからの時代に必要な思考力・判断力・表現力を生徒に身に付けさせるため、協同的探究学習の理念を大切にして、全ての教科で授業研究に取り組んでいます。3年間パイロット校として、藤村先生の指導の下、授業を公開しながら全教職員が研究を進めています。生徒一人一人の多様な考えを引き出し、それらを関連付けながら学習の本質に迫り続けることで、学びが深まっている様子が見られ、意義のある研究だと確信しています。令和2年2月号5

元のページ  ../index.html#5

このブックを見る