広報かこがわ1月号
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「かこパラスポーツ王国」での卓球バレー体験。1チーム6人制で木の板のラケットを使い、いすに座ってピンポン球を打ち合います三上 障がい者アスリートからはいつも大きな感動をもらいます。私が普及に取り組んでいる卓球バレーは筋ジストロフィー症児のために養護学校で始められた競技なんです。障がい者スポーツは、用具やルールに工夫がされているので幼児から高齢者までみんなで一緒に楽しむことができます。議長 障がいのある人もない人も、同じように楽しむことができるのが障がい者スポーツの魅力ですね。市長 パラリンピックの開催を機に、さまざまな障がい者スポーツを多くの人に知ってもらい、取り組みを広げていく必要があると思います。市長 昨年はラグビーワールドカップやワールドカップバレーボールが日本で開催され、日本中が熱くなりましたね。私もその流れに乗って7年ぶりにランニングを再開し、河川敷などを走っています。皆さんはどのような場所でトレーニングをされていますか。長嶋 僕は学校の近くにある日岡山公園や河川敷を利用しています。日岡山公園は木陰を通れば夏でも涼しいし、勾配があるので足腰を鍛えることができます。小林 普段あぜ道を走ったり、ボール遊びをしたりすることの延長線上にスポーツがあると思います。市内には走りやすい平たんな道も多くありますし、河川敷では、いろいろなスポーツを楽しんだり、練習することができますね。加茂 部活動の練習で運動公園陸上競技場をよく利用します。最近、トラックが改修されて、以前よりも走りやすくなったと感じます。大事な試合の前には、本番を想定した練習ができるのでとても重宝します。小林 私も競技者だった頃に試合などで運動公園陸上競技場を使っていました。当時は当たり前と思っていましたが、市外の人にあれほど整った全天候型の競技場が近くにあって、練習でも使えるということを話すと、とてもうらやましがられます。加茂 ツバルにはそのような施設がなく、飛行場で練習することもあると聞きました。私たちはとても恵まれた練習環境にありますね。市長 障がいのある人も利用しやすいように、総合体育館のコミュニティアリーナの床を衝撃吸収性に優れた素材に張り替えます。議長 施設の整備はもちろん、アスリートの試合を身近に見ることができる機会づくりも大切ですね。高いレベルのプレーを見たり、臨場感を肌で感じたりすることはスポーツに取り組む人に大き恵まれた市内のスポーツ環境な影響を与えます。三上 体験することは大切ですよね。2年前から小中学校で障がい者スポーツの体験学習が行われるなど、身近に接する機会が増えています。自分の目で見て心で感じることで、障がい者スポーツへの意識が変わったとよく聞きます。パラリンピックを機に誰もがいつでも障がい者スポーツを楽しめる拠点づくりにも力を注いでいきたいと思います。市長 市民の皆さんがスポーツに取り組むきっかけづくりが重要だと考えます。東京オリンピック・パラリンピックがその機会になるよう期待したいです。市長 学生のお二人に今後の目標をお聞きしたいですね。加茂 高校最後の年になるので、自己記録を更新し、三段跳びで全国インターハイに出場したいです。そのために練習を頑張ります。長嶋 高校入学後も楽しく練習を続け、3年生では全国インターハスポーツを通じてますます元気な加古川に令和2年1月号4

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