広報かこがわ12月号
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地元のええトコ発見!地かこがわ自慢かがやく かこがわっ子編集・発行/加古川市企画部政策企画課(毎月1日発行)TEL/079・421・2000(代表)広報 かこがわ令和元年12月号日本音響家協会の「優良ホール100選」に選ばれた音楽ホールで、名称はドビュッシー作曲の「2つのアラベスク」に由来しています。客席数は561。木をふんだんに使ったぬくもりのある空間で、船底の竜骨を思わせる天井の構造が特徴的です。アラベスクホール●ところ/東神吉町天下原370(ウェルネスパーク内) ●開館時間/午前9時30分~午後9時30分●休館日/第1・3火曜日、年末年始 ●問い合わせ/ウェルネスパーク ☎433・1100▲原稿用紙を前に、文章を考える宮﨑さん宮みやざき﨑 星そあ歩さん(加古川中学校3年生) 一歩先の行動ができる人に全国中学生人権作文コンテスト 兵庫県最優秀賞「作文は自分の気持ちを言葉で表現できるところが好き」次代を担う中学生が人権問題について作文を書くことにより、豊かな人権感覚を身に付けることを目的とした人権作文コンテスト。県内9万1981点の応募作品の中から、見事最優秀賞に輝きました。宮﨑さんが取り上げたテーマは「かわいそう」という言葉。きっかけは夏休みに幼い頃の写真を家族で見たとき、お母さんが話してくれたエピソードです。当時3歳で眼鏡を掛け始めた宮﨑さん。初めて作った眼鏡は分厚く、幼く小さな顔にはずいぶん大きなものでした。そんな姿を見て「小さいのに眼鏡を掛けてかわいそうね」と周りから言われるたびに、お母さんは自分が責められているような気持ちだったそうです。その話を聞いた宮﨑さんは、「かわいそう」という気持ちは、優しくて人の気持ちに寄り添う温かい感情。けれども、口に出すだけではなく勇気を持って一歩踏み込み、一緒に悩んだり励ましたりすることが大切だという答えにたどり着きました。「人の気持ちを互いに共感し合える社会になるように思いを込めました」と話すように、伝えたい思いを丁寧に書き出した作文は、読む人の心に温かい気持ちを運んでくれる作品です。家庭科部に所属し、裁縫も得意な宮﨑さん。「作文だけでなく、自分の考えや気持ちを表現することが楽しい。将来はデザイナーになって自分の思いを伝えたい」と夢を語る瞳からは、優しさと未来への希望があふれていました。28

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