広報かこがわ11月号
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特集3オレオレ詐欺に代表される「特殊詐欺(振り込め詐欺)」は、還付金詐欺や架空請求詐欺、詐欺盗など年々、多様化・巧妙化し、その被害が後を絶ちません。「詐欺ではないか」と思ったら、家族や警察に相談しましょう。 市職員を名乗る男性から電話があり、「あなたが払い過ぎた医療費を返したい。その手続きの締め切りが今日なので、すぐに携帯電話とキャッシュカードを持ってATMに行くように」と言われた。その後、ATMから電話をかけ、指示通りに「振り込み」をタッチし、「整理番号」を入力した。後日、ATMから現金を引き出すと残高が大幅に減っていた。これって詐欺でしょうか? パソコンでインターネットを使っていると、突然画面に「有料コンテンツの入会登録を完了しました。下記までご連絡ください」と表示された。記載の連絡先に電話をかけると、入会料の支払い用にコンビニで20万円分の電子マネーカードを買うよう指示され、従わなければ裁判を起こすと脅された。到底払える金額ではないが、だからといって裁判沙汰になるのも怖い。 警察と名乗る男性から「あなたのキャッシュカードが悪用されている。後ほど警察官がそちらに向かう」と電話があり、程なく男性が自宅に来た。茶封筒を差し出され、「キャッシュカードは証拠品なので、暗証番号を書いた紙と一緒に入れてほしい」との指示に従った。続いて、「封をするので印鑑とのりを」と言われたので部屋に取りに戻った。男性は「1週間後に引き取りに来る」と茶封筒を置いて帰ったが、それきり訪ねてこない。「払い過ぎた医療費を返します」「有料コンテンツの入会登録を完了しました」「キャッシュカードが悪用されています」さ ぎ とう令和元年11月号8

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