広報かこがわ11月号
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近年、仕事選びで重視されているのが、「ワーク・ライフ・バランス」。慣れ親しんだ地元で働くという選択肢は、仕事と生活の充実につながります。市内では働き手を求める企業が増えており、市も地元での就職を希望する人への支援制度などを実施しています。 企業がどれだけの数の労働者を求めているかを表す指標に「有効求人倍率」があります。ハローワーク加古川管内の有効求人倍率は年々高くなっており、平成29年度に11年ぶりに1を超え(1・03)、30年度は「1・13」を記録しました。これは求職者100人に対し、113人分の仕事がある状態を表します。実際、市内の企業に行ったアンケートでは、「人手不足である」という回答が半数以上に上りました。 有効求人倍率は職種ごとに異なります。ハローワーク加古川管内で最も高いのは、大工、配管工などの「建設・採掘の職業」。オリンピック需要もあり、全国的に高い傾向です。組立工、旋盤工などの「生産工程の職業」、施設介護職員や飲食物給仕係に代表される「サービスの職業」、保育士やウェブデザイナーといった「専門的・技術的職業」などが続きます。職場が近くにある満員電車に乗ることもなく、マイカーや自転車で楽々通勤。プライベートに充てる時間が長く取れます。仕事やプライベートでの困り事、子育ての悩み事などを相談できる存在は心強いです。仕事終わりや休日に気軽に友人と会うこともできます。市内にはキャンプやサイクリング、ボートなど自然に親しめるスポットが多く、休日には絶好のリフレッシュになります。家族や友人が近くにいる豊かな自然が近くにある地元で働くメリット高まる人手不足感ハローワーク加古川管内の年間有効求人倍率ハローワーク加古川「平成30年度業務概要」より特に人手が求められている職種市内企業の従業員の充足感※今年4月に115社が回答。商工会議所「商工かこがわ2019年6月号」より平成30年度職種別有効求人倍率(上位6職種)ハローワーク加古川「労働市場(月報かこがわ)」より(倍)専門的・技術的(保育士、ウェブデザイナーなど)1.51サービス(施設介護職員など)1.96保安(道路交通誘導員など)1.84生産工程(組立工、施盤工など)2.15輸送・機械運転(荷物自動車運転手など)1.52建設・採掘(大工、配管工など)4.401.510.50H26272829300.820.750.891.031.13全体一般商業食品商業工業金融・不動産業サービス業建設業運輸・通信業従業員は不足している従業員は足りている55(47.8%)(52.2%)601.02.03.04.05.095665171836381838令和元年11月号3

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