広報かこがわ11月号
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特集1 滝本大基さんは4年前に加古川町のソフトウエア会社に入社。ウェブデザイナーとして、企業や商店のホームページを手掛けています。大学では服飾デザインを専攻していましたが、就職活動中に偶然目にしたアパレルメーカーのホームページのクオリティーの高さに魅せられ、大阪の広告代理店に就職し、ウェブデザインを担当。しかし、残業続きで、仕事とプライベートの両立が難しくなっていきました。 「心身共に疲れ、この先どうすべきかと考えた時に家族や友人の顔が浮かび、地元で落ち着きたいと思いました。通勤が短くなり、心にも時間にも余裕ができました」 地元に転職した滝本さんとは対照的に、「就職先は地元しか考えていなかった」と高校時代を振り返るのは髙見友香莉さん。認知症の祖母を献身的に介護する母親の影響を受け、7年前に平荘町の特別養護老人ホームに就職しました。 「実家から通える安心感で選んだ」職場でしたが、キャリアを積むにつれて地元で働くことに喜びややりがいを感じるようになってきたといいます。「入居者の中に祖父母の知り合いがいたりして、そうやってつながりができるのはうれしいです。これからの超高齢社会、仕事で地元に恩返ししたいという思いはますます強くなりました」加古川で働こう!地元を選んでよかったこと㈱ファインシステム勤務滝本 大基さん「大阪で働いていたころと比べ、趣味に時間を割けるようになりました。休日には車で日帰り旅行によく出掛けます」特別養護老人ホーム鹿児の郷勤務髙見 友香莉さん「神戸や大阪に月に何回か遊びに行きますが、生活の基盤は生まれ育った加古川に限りますね」令和元年11月号2

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