広報かこがわ10月号
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地元のええトコ発見!地かこがわ自慢かがやく かこがわっ子編集・発行/加古川市企画部政策企画課(毎月1日発行)TEL/079・421・2000(代表)広報 かこがわ令和元年10月号6~7世紀にインドから中国、朝鮮半島を経由して渡来した法道仙人は、播磨の多くの寺院に開基として名を残しています。志方町大澤には、仙人が約3㎞離れた法華山一乗寺(加西市)から投げたと伝わる松の大木が神木として保存されています。●ところ/志方町大澤 ●問い合わせ/観光振興課 ☎424・2190法道仙人の投げ松▲コンテストの賞状を手に田たむら村 江えりか梨佳さん(陵南中学校3年生) 物語の世界を心行くまで味わいたい第36回NHK杯全国中学校放送コンテスト朗読部門 入選「サンタさん、ありがとう」。どうすれば短い言葉の中に主人公の微妙な心情を表現できるのか、何度も試行錯誤を重ねました。全国の中学生が校内放送活動の成果を競い合う「NHK杯全国中学校放送コンテスト」。1653人が応募した朗読部門で入選を果たしました。田村さんが指定作品の中から選んだのは、宮下奈都作「よろこびの歌」の一場面。最も力を入れたのが、希望とは異なるプレゼントを前に、がっかりする気持ちを無理に隠そうとする主人公のせりふです。「私も似た経験をしたことがあるので、ぐっと引き付けられるものがありました」。映画やテレビで類似する場面を研究し、イメージする主人公像に近づけようと時間を見つけては朗読に打ち込みました。物語の奥に入り込み、主人公の本音に迫った会心の作は、見事聞き手の心を捉えました。中学校で朗読を始めて以来、「物語の世界を一番近い所で味わっているような不思議な感覚」のとりこに。放送部の部長を務め、「伝えること」を第一に、発声・呼吸・姿勢に気を付けながら日々の練習に励んでいます。時には個性豊かな部員同士で表現に関して意見がぶつかり合うことも。「相手を否定せず、受け止めることで各自の良さを生かせる」という先輩のアドバイスを大切に、互いを尊重し合いながら活動しています。「将来は声を使って演じる仕事がしたいです」。表現者として探究し続ける田村さん。その声は、夢に向かって軽やかに弾みます。32

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