広報かこがわ9月号
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家族が認知症になった時、あなたのそばには悩みを打ち明けられる人や相談できる場所があります。 老人大学で得た知識や施設でのボランティア経験を生かしたいという思いから、3年前に「あさがおカフェ」を立ち上げました。お菓子を食べながら歓談した後、演奏会などのイベントを開いています。認知症の人と家族はもちろん、誰もが参加でき、毎回100人以上が集まります。 認知症の人と家族は、家に閉じこもりがちになります。そのような人たちが少しでも外に出て、誰かとつながりを持てる場所にしたいと考えています。開催日には地域包括支援センターの職員による相談会も実施するので、認知症の不安や悩みを打ち明けることもできます。「外に出たい」「誰かと話がしたい」という人はいらっしゃってください。一緒に楽しい時間を過ごしましょう。スタッフ一同、お待ちしています。人とつながり支え合うふさぎ込まず外に出てあさがおカフェ代表山﨑 久美子さん認知症カフェ認知症の人やその家族、医療や介護の専門職、地域の人などが気軽に集い、互いの悩みを話したり、情報を交換したりしながら、楽しく過ごす場です。専門職に普段聞けないことを相談することもできます。市内各地でおおむね月1回開設されています。くわしくは市ホームページで確認してください。あさがおカフェ【日時】第4金曜日午前9時30分〜正午【場所】志方公民館【問い合わせ】山﨑090・9099・8438 「つどい場『楽』」は、認知症と診断されて間もない当事者や家族に特化したつどいで、毎月10人前後が参加しています。 集まる人は介護の悩みを抱えており、その内容は十人十色です。それぞれが介護中の出来事や失敗談、周囲との関係などの悩みを打ち明けていき、最後には必ず「うんうん、そうやね」「それでええんよ」と受け止めます。時には冗談を言い合ったり、真剣に議論を交わしたりすることもあります。みなさん、「元気をもらった」「来月も楽しみ」と穏やかな表情で帰っていきます。 専門職による相談とは異なる、「共感」というかたちで悩みを抱える人たちを受け止める場所です。「楽」の他にも、認知症の人と家族・サポーターの会「元気会」や若年性認知症家族の会「たんぽぽ」など多くのつどいがあります。介護疲れや孤独感を感じている人に「一人じゃないんだ」と伝えたいです。ぜひ、お越しください。経験者と支え合う「共感」で受け止めるつどい場「楽」代表梅谷 公子さん介護者のつどい寝たきりや認知症の人を介護している家族や当事者への支援を目的に、各地域包括支援センターなどで家族や当事者同士の交流会、介護に関する講習や講義などを開いています。開催日時などは最寄りの地域包括支援センターに確認してください。つどい場「楽」【日時】第4火曜日午後1時〜3時【場所】リバティかこがわ(野口町)【問い合わせ】梅谷090・3976・5791悩みを打ち明け合うことで気持ちが楽になります世間話に花を咲かせる参加者たちらく令和元年9月号4

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