おしえて!消ちゃん先生

更新日:2022年04月06日

「おしえて!消ちゃん先生」とは

消防署の職員が小学校に出向いて防火に関する授業を行い、子供の時から防火に関する意識を高めてもらうことを目的として実施しています。授業は実際の消防の活動服を着た職員が先生になり実施します。本年度は加古川市、稲美町、播磨町の37小学校の3年生を対象に実施します。3年生担当の先生方、どうぞお気軽にご依頼下さい。

実施期間

令和3年5月6日木曜日から令和3年7月16日金曜日(平日のみ実施)

申込期間

令和3年4月1日木曜日から令和3年4月23日金曜日(平日のみ受付)

申込先

  • 加古川市中央消防署予防係
    加古川市加古川町本町194番地
    電話番号:079-427-0119
    ファックス:079-420-9530
  • 加古川市東消防署予防係
    加古川市平岡町新在家29番地の2
    電話番号:079-426-0119
    ファックス:079-422-5306

授業風景(じゅぎょうふうけい)

生徒全員で敬礼の練習をしている写真
教壇に立って授業をする消防職員の写真
訓練用の電話で通報の練習をする女子生徒の写真
訓練用の電話で通報の練習をする生徒の写真

小学生からの質問

質問:消防士(しょうぼうし)さんは、火事(かじ)の中(なか)に入(はい)るのは、こわくないのですか?

こわいです。火事(かじ)のこわさを知(し)っているので日頃(ひごろ)から訓練(くんれん)をしています。しかし、火の中(ひのなか)に飛び込む(とびこむ)と死(し)んでしまいます。空気呼吸器(くうきこきゅうき)をつけて煙の中(けむりのなか)には入(い)れます。火事現場(かじげんば)では、いっぱいこわい思(おも)いをしますが、市民(しみん)のみなさんのため、ひるまず勇(ゆう)かんに活動(かつどう)しています。

質問:高(たか)いところや消火(しょうか)の時(とき)はこわくないですか?

高(たか)いところでの消火(しょうか)や作業(さぎょう)には危険(きけん)がともない、たいへんこわいです。だから、こわさに負(ま)けないよう何度(なんど)も訓練(くんれん)し、恐怖(きょうふ)に負(ま)けない気力(きりょく)と体力(たいりょく)を養(やしな)います。

質問:ふだんの訓練(くんれん)は、どういったことをされているのですか?

消火訓練(しょうぼうくんれん)、救急訓練(きゅうきゅうくんれん)、救助訓練(きゅうじょくんれん)が主な訓練(おもなくんれん)で、その他(ほか)に消防自動車(しょうぼうじどうしゃ)に積(つ)んでいるエンジンカッターやチェーンソー、三連梯子(さんれんばしご)等の資機材(しきざい)の点検(てんけん)と取扱い(とりあつかい)の訓練(くんれん)、防火(ぼうか)パトロールを行(おこな)いながら消防自動車(しょうぼうじどうしゃ)の運転訓練(うんてんくんれん)、そして体力訓練(たいりょくくんれん)などを行っています。

質問:消防署(しょうぼうしょ)に消防士(しょうぼうし)さんは、何人(なんにん)いますか?

加古川市消防本部(かこがわししょうぼうほんぶ)には2箇所(2かしょ)の消防署(しょうぼうしょ)と8箇所(8かしょ)の分署(ぶんしょ)があります。消防署(しょうぼうしょ)には、消防隊(しょうぼうたい)や救急隊(きゅうきゅうたい)、救助隊(きゅうじょたい)、指揮隊(しきたい)がいます。その他(ほか)にも、署長(しょちょう)に副署長(ふくしょちょう)、予防係(よぼうがかり)といった人(ひと)たちがいて毎日(まいにち)20から25人います。分署(ぶんしょ)には消防隊(しょうぼうたい)と救急隊(きゅうきゅうたい)が、6人から8人勤務(きんむ)しています。

質問:道(みち)がこんでいたらどうするのですか?

消防車(しょうぼうしゃ)や救急車(きゅうきゅうしゃ)を運転(うんてん)しているのは、機関員(きかんいん)といって特別(とくべつ)な資格(しかく)を与(あた)えられている消防士(しょうぼうし)です。機関員(きかんいん)は道路(どうろ)のことやどこを通(とお)れば早(はや)いかを勉強(べんきょう)しています。だから、道(みち)がこんでいてもまた別の道(べつのみち)を見(み)つけて、いち早(はや)く現場(げんば)に到着(とうちゃく)できるようにしたり、サイレンを鳴(な)らして混(こ)んでいる自動車(じどうしゃ)の間(あいだ)を進行(しんこう)します。

質問:いつ、どこで火事(かじ)がおきても5分までに行(い)けるのですか?

渋滞(じゅうたい)や違法駐車(いほうちゅうしゃ)の車(くるま)があって時間(じかん)がかかる場合(ばあい)や、雨(あめ)が降(ふ)っていつもより慎重(しんちょう)に運転(うんてん)しなければいけない場合(ばあい)などはどうしても時間(じかん)がかかってしまうことがありますが、ふだんからいろんな道路(どうろ)を覚(おぼ)えるようにしているので、できるかぎり火災現場(かさいげんば)に早(はや)くつくように努力(どりょく)しています。

質問:ポンプ車は何(なん)キロのスピードで走(はし)れるんですか?

消防自動車(しょうぼうじどうしゃ)は法律(ほうりつ)で、火災現場(かさいげんば)などへ緊急(きんきゅう)に出動(しゅつどう)する時(とき)にはサイレンと赤色灯(せきしょくとう)を点灯(てんとう)し走(はし)るように決(き)められています。スピードは時速(じそく)80キロメートル以下(いか)となっています。しかし、道路(どうろ)の広(ひろ)さや、他(ほか)の自動車(じどうしゃ)がいっぱいのため、そんなに速(はや)く走(はし)れません。事故(じこ)のないよう安全運転(あんぜんうんてん)に心(こころ)がけています。

質問:火事(かじ)はいつも水(みず)を使(つか)って消火(しょうか)するのですか?

火事(かじ)には消火栓(しょうかせん)・防火水そう(ぼうかすいそう)、池、川などの水で消火(しょうか)にあたっています。しかし、石油(せきゆ)タンクなどの水を使(つか)っては危険(きけん)なものなどがあります。これには化学薬剤(かがくやくざい)を使用(しよう)し、多量(たりょう)の泡(あわ)を作(つか)って燃(も)えているものをつつみこみ消火(しょうか)します。

質問:山火事(やまかじ)は、どのように消火(しょうか)するのですか?

山火事(やまかじ)はホースをどんどんつないで延長(えんちょう)しますが、それでも放水(ほうすい)が届(とど)かない場合(ばあい)は、ジェットシューターといって背中(せなか)に水(みず)の入(はい)った袋(ふくろ)を背負(せお)った大(おお)きな水鉄砲(みずでっぽう)のようなものを、みんなが持(ま)って山(やま)に登(のぼ)ります。また、消防(しょうぼう)ヘリをたのんで空(そら)から水(みず)をまいて消火(しょうか)にあたります。

質問:夜(よる)は眠(ねむ)れるのですか?

仮眠(かみん)は交替(こうたい)しながらします。出動(しゅつどう)があればまったく仮眠(かみん)できない時(とき)もあります。家(いえ)に帰(かえ)ってからゆっくり家(いえ)で寝(ね)ることが多(おお)いです。

質問:24時間勤務中(24じかんきんむちゅう)、食事(しょくじ)はどうしているのですか?

出前(でまえ)を注文(ちゅうもん)したり、家(いえ)から持(も)ってきた弁当(べんとう)や食料品(しょくりょうひん)で自炊(じすい)して食(た)べています。土曜日(どようび)、日曜日(にちようび)はカレーを作(つく)ることが多(おお)いです。

質問:ホースはどれくらいの長(なが)さでどれくらいの重(おも)さですか?

ホースは2種類(2しゅるい)あり、どちらも長(なが)さは20メートルあります。太(ふと)いホースは口径(こうけい)65ミリメートルで重(おも)さは9キログラムあります。細(ほそ)いホースは口径(こうけい)50ミリメートルで重(おも)さは6キログラムです。火事現場(かじげんば)ではホースを背中(せなか)に3本背負(3ほんせお)い、両手(りょうて)に2本持(2ほんも)って走(はし)ります。約(やく)30キログラムになります。

質問:防火服(ぼうかふく)の重(おも)さはどれくらいですか?

防火(ぼうか)ヘルメットは1.1キログラム、防火服(ぼうかふく)はセパレート式(しき)の上下(じょうげ)で5.6キログラム、編上(あみあ)げ長(なが)ぐつは2.6キログラムで、火事(かじ)を消(け)すために出動(しゅつどう)する時(とき)には、約(やく)9.3キログラムを身(み)につけています。また、煙(けむり)の中(なか)に入(はい)るための空気呼吸器(くうきこきゅうき)は9キログラムの重(おも)さがあり、全部(ぜんぶ)で約(やく)18.3キログラムです。

質問:救助(きゅうじょ)するときに亡(な)くなった方(かた)はいますか?

火災(かじ)や事故(じこ)、おぼれた人(ひと)など数多(かずおお)く出動(しゅつどう)しています。助(たす)かって「ありがとう」と言(い)われることが一番(いちばん)うれしいですが、救助(きゅうじょ)しても後(あと)で亡(な)くなる方(かた)もいらっしゃいます。そんな時(とき)は残念(ざんねん)でくやしい思(おも)いでいっぱいになります。

質問:逃(に)げ遅(おく)れた人(ひと)をどうやって助(たす)けるのですか?

火事(かじ)で煙(けむり)にまかれて逃(に)げ遅(おく)れた人(ひと)を助(たす)けるには消防士(しょうぼうし)がチームを組(く)み、空気呼吸器(くうきこきゅうき)を着(つ)けて煙(けむり)の中(なか)に入(はい)ります。そして逃(に)げ遅(おく)れた人(ひと)をさがし出(だ)して救出(きゅうしゅつ)します。

質問:火事(かじ)は、どの季節(きせつ)が一番多い(いちばんおおい)ですか?

秋(あき)と冬(ふゆ)が同(おな)じように多(おお)いです。空気(くうき)が乾燥(かんそう)して、燃(も)えやすい状態(じょうたい)になっています。小(ちい)さな火(ひ)が大(おお)きな火事(かじ)になることがあります。火遊び(ひあそび)は絶対(ぜったい)にしないようにしましょう。

質問:火事(かじ)の原因(げんいん)で多(おお)いのは何(なに)ですか?

加古川市(かこがわし)でも、日本中(にほんじゅう)でも一番多い(いちばんおおい)のは放火(ほうか)です。そして、たばこ、こんろ、ゴミ焼き(ごみやき)、火遊び(ひあそび)と続(つづ)いています。

質問:女の人(おんなのひと)も、働(はた)いているのですか?

平成15年(へいせい15ねん)に初(はじ)めて女性消防士(じょせいしょうぼうし)が2名誕生(2めいたんじょう)し、令和2年現在(れいわ2ねんげんざい)では11名(11めい)います。男性消防士(だんせいしょうぼうし)と同(おな)じように火災現場(かさいげんば)や救急現場(きゅうきゅうげんば)に出動(しゅつどう)しています。

質問:消防士(しょうぼうし)になるにはどうすればいいですか?

消防士(しょうぼうし)になるには、採用試験(さいようしけん)があります。そのためにはしっかり運動(うんどう)し、体(からだ)を丈夫(じょうぶ)にすること。しっかり勉強(べんきょう)し、いろんな知識(ちしき)を身(み)につけること。そして、人(ひと)のために役(やく)に立(た)つことをしようという気持(きも)ちを持(も)ち、人(ひと)を思(おも)いやる心(こころ)を持(も)つように心(こころ)がけることが大切(たいせつ)です。

この記事に関するお問い合わせ先

担当課:中央消防署
郵便番号:675-8522
住所:加古川市加古川町本町194
電話番号:079-427-0119
ファックス番号:079-420-9530
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