全国学力・学習状況調査について

更新日:2023年10月17日

【次回予定】 実施期日〈令和6年度〉

令和6年4月18日(木曜日) 悉皆調査(全小・中学校対象)

令和5年度の取り組み

1 実施期日

令和5年4月18日(火曜日)悉皆調査(全小・中学校対象)

2 調査目的

文部科学省の調査に参加することで、全国的な児童生徒の学力・学習状況を把握・分析し、教育の成果と課題を検証して、その改善を図るために活用することを目的としています。ただし、本調査により把握できる学力・学習状況は、特定の一部分であり、すべてを測ることができるものではありません。

3 調査対象

小学校第6学年児童及び中学校第3学年生徒

4 調査内容

児童生徒には次の2種類の調査を実施しました。

教科に関する調査 (国語、算数・数学(中学校)、英語(中学校のみ))

下記1.と2.を一体的に問う問題

  1. 身に付けておかなければ後の学年等の学習内容に影響を及ぼす内容や、実生活において不可欠であり常に活用できるようになっていることが望ましい知識・技能等
  2. 知識・技能等を実生活の様々な場面に活用する力や、様々な課題解決のための構想を立て実践し評価・改善する力等に関わる内容

 質問紙調査

  • 学習意欲、学習方法、学習環境、生活の諸側面等に関する調査

5 令和5年度 速報(本市における悉皆調査の結果より)

6 これまでの実施概況

悉皆調査・抽出調査に参加した学校数

平成19年度から21年度まで 小学校28校、中学校12校

平成22年度(抽出対象校) 小学校 6校、中学校 4校

平成24年度(抽出対象校) 小学校 3校、中学校 9校

平成25年度~(悉皆調査) 小学校28校、中学校12校

令和4年度(本市における悉皆調査の結果より)

本市の結果を分析したところ、全国平均と同程度あることがわかりました。

 小学校国語では、特に表現の効果を考える問題や、文章に対する感想や意見を伝え合い自分の文章のよいところを見つける問題、漢字を文の中で正しく使う問題に課題が見られました。小学校算数では、目的に合った数の処理の仕方を考察する問題や百分率で表された割合を分数で表す問題において課題が見られました。小学校理科では、予想が確かめられた場合に得られる結果を見通して、問題を解決するまでの道筋を構想して自分の考えをもつ問題や、「日光は直進すること」「水は水蒸気になって空気中に含まれていること」を理解しているかどうかをみる問題で課題が見られました。

 中学校国語では、自分の考えが伝わる文章になるように根拠を明確にして書く問題や、場面と場面、場面と描写などを結び付けて内容を解釈する問題、表現の技法や行書の特徴を理解する問題に課題が見られました。中学校数学では、筋道を立てて考え、事柄が成り立つ理由を説明する問題や、事象を数学的に解釈し、問題解決の方法を数学的に説明する問題に課題が見られました。中学校理科では、科学的な探究の方法が適切か検討して改善したり、自他の考えを多面的、総合的に捉えて妥当な考えに高めたり、探究の過程や方法を評価したりする問題に課題が見られました。

 令和3年度(本市における悉皆調査の結果より)

本市の調査結果を分析したところ、全国平均と同程度であることが分かりました。小学校国語では、根拠を明確にしながら自分の考えが伝わるように工夫して書く問題などの「書くこと」に課題が見られました。小学校算数では、組み合わされた図形の特徴に着目して考えたり、複数のデータを比べて割合の違いを説明したりすることに課題が見られました。中学校国語では、文章に表現されているものの見方などを捉え、考えを書いたり、段落相互の関係について考えたりする「書くこと」「読むこと」に課題が見られました。中学校数学では、「図形」では、その性質を元に、必ず成り立つ特徴を見いだして説明したり、表やグラフから値を求める方法を説明したりする「データの活用」において課題が見られました。

 令和2年度

新型コロナウイルス感染防止対策のため、臨時休業の影響を考慮し実施しないこととなりました。

平成31年度(令和元年度)(本市における悉皆調査結果より)

本市の調査結果を分析したところ、小学校国語では、全国平均をやや下回りましたが、その他の教科では、全国平均と同程度であることがわかりました。

小学校国語では、話し手の意図を捉え、自分の考えをまとめる問題やことわざの意味を理解して、自分の表現に用いる問題に課題が見られました。小学校算数では、「数量関係」における単位量あたりの意味を理解したり、求め方を記述したりする問題において課題が見られました。

中学校国語では、「読むこと」においては成果が見られましたが、話し合いの話題や方向を捉えて自分の考えを書く問題や、伝えたい事柄について、根拠を明確にして書く問題など、「書く力」において課題が見られました。中学校数学では、資料の傾向を的確に捉え、判断の理由を数学的な表現を用いて説明する問題では、全国と同様、正答率が低く、無解答率が高いなどの課題が見られました。中学校英語では、日常的な話題について簡単な文で書かれたものの内容を、正確に読み取る問題や文の中で適切に接続詞を用いる問題に成果が見られました。しかし、聞いて把握した内容について、適切な文を書く問題に課題が見られました。

平成30年度(本市における悉皆調査結果より)

全国・兵庫県の結果を踏まえ、本市の調査結果を分析したところ、全国平均と同程度であることがわかりました。小学校国語では、「目的に応じて必要な情報を捉えて読むこと」に成果が見られましたが、「文章の内容を的確に押さえ、自分の考えを明確にしながら読むこと」に課題が見られました。小学校算数では、「示された考えを解釈し、数量関係を考察する問題」に成果が見られましたが、「敷き詰めた模様の中に、条件に合う図形を見いだす問題」に課題が見られました。小学校理科では、「堆積作用について、科学的な言葉や概念を理解しているかどうかをみる問題」に成果が見られましたが、「実験結果を基に分析・考察し、その内容を記述する問題」に課題が見られました。中学校国語では、「語句の意味を理解し、文脈の中で適切に使うことができるかどうかをみる問題」に成果が見られましたが、「相手に的確に伝わるよう、あらすじを捉えて書く問題」に課題が見られました。中学校数学では、「数直線上に示された負の整数を読み取る問題」に成果が見られましたが、「資料の傾向を捉え、判断の理由を数学的な表現を用いて説明する問題」に課題が見られました。中学校理科では、「植物の蒸散の働きを理解しているかどうかをみる問題」に成果が見られましたが、「観察実験の条件を考え、自然の事物現象の中に問題を見いだすこと」に課題が見られました。今後も、「基礎的・基本的な知識・技能(できる学力)の確実な習得」と、「論理的に思考し、思考の過程を自分の言葉で表現する思考力・判断力・表現力等(わかる学力)の育成」を両輪に、バランスの取れた学力の向上と学びに向かう力の育成に取り組んでまいります。

平成29年度(本市における悉皆調査結果より)

全国・兵庫県の結果を踏まえ、本市の調査結果を分析したところ、全国平均と同程度であることがわかりました。小学校国語では、「内容の中心を明確にして書くこと」に成果が見られましたが、「物語を読んで自分の考えをまとめること」に課題が見られました。小学校算数では、「測定値の平均について理解すること」に成果が見られましたが、「表やグラフの特徴を捉え表現すること」に課題が見られました。中学校国語では、「文脈に即して漢字を正しく書くこと」に成果が見られましたが、「自分の考えや気持ちを根拠を明確にして書くこと」に課題が見られました。中学校数学では、「正の数や負の数の四則計算や一次方程式・連立方程式を解くこと」に成果が見られましたが、「資料の傾向から数学的な表現を用いて説明すること」に課題が見られました。今後も、「基礎的・基本的内容の確実な定着」と、「論理的に思考し、自分の考えを説明したり、根拠を明確にして書いたりする力」の育成に取り組んでまいります。

6 調査結果リーフレット

加古川市では、学校の序列化や過度の競争を招くおそれがあるため、学校名を明らかにした公表は行わず、調査の結果を分析して、学力・学習状況と生活習慣との関連性等をリーフレットにまとめて公表しています。

令和5年度

令和4年度

令和3年度

令和2年度

調査を実施しないことを受けて、作成しておりません。

平成31年度

平成30年度

平成29年度

この記事に関するお問い合わせ先

担当課:学校教育課(新館8階)
郵便番号:675-8501
住所:加古川市加古川町北在家2000
電話番号:079-427-9352
ファックス番号:079-421-4422
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