「東北楽天ゴールデンイーグルス」坂井陽翔投手

更新日:2024年02月20日

加古川人

加古川という土地に根差し、自分らしく生きる人たちのリアルな声を通して、このまちと人の魅力に迫ります。

entry037「野球を楽しむからこそ、結果が出る」

東北楽天ゴールデンイーグルス|坂井陽翔投手

加古川市で小学生の頃から野球を始め、令和5年10月のプロ野球ドラフト会議で2位指名を受け、東北楽天ゴールデンイーグルスに入団を決めた、坂井陽翔さん。母校のグラウンドで野球チームの子どもたちに囲まれてサイン攻めにあっても最後の1人まで応じる、そんな心優しい坂井さんにお話を伺いました。

笑顔を見せる坂井さん

野球との出会い

幼なじみに誘われたのがきっかけで、小学2年生で軟式野球を始めました。スポーツ自体にはあまり興味がなかったんですが、野球をやってみるととても楽しくて、家の近くのバッティングセンターに両親と一緒に週4日は通っていました。中学生の時も、その幼なじみから誘われて、硬式野球のチームに入りました。ピッチャーは好きだったんですが、コントロールが良くなくて、バッティングの方が楽しかったですね。練習では、平荘湖を何周も走ったりしていたので、かなり辛かったです。それでも、野球を辞めようとは思いませんでした。

ピンチでワクワクする

高校進学にあたり、本格的にピッチャーを目指したい気持ちが強く、外野手ではなくピッチャーとして声をかけてくれた滝川第二高校を選びました。これまでは自分の意見を優先していましたが、周りの人の意見を尊重できるようになり、意識が変わったことで、投球のコントロールもだんだん良くなってきました。甲子園には出場できませんでしたが、U18日本代表候補強化合宿に参加して、自分に足りない部分を吸収することができ、とても良い経験になりました。野球を研究することも好きで、球の握り方でボールがどのように曲がるか、どのフォームが一番良いかなどをいろいろと試しています。これまで取り組んできた練習の積み重ねがあるので、ピンチになっても怖くなったりはしないですね。むしろここで抑えられたら凄いという思いでワクワクしています。

野球チームの子どもたちに囲まれる坂井さん

いざ、プロの世界へ

プロ野球ドラフト会議では、まさか2位で指名されるとは思っていなかったので本当にビックリしました。プロでは早く1軍でプレーしたいですが、焦らずに体をつくって、自分の持ち味であるストレートにもっと磨きをかけたいですね。不安はなく、どこまで自分がやっていけるかが楽しみです。目標はチームを勝利に導けるピッチャー、エースと呼ばれる選手になること、またその先の日本一も目指しています。野球は楽しむからこそ良い結果もついてくると思っているので、加古川の子どもたちにもぜひ野球を楽しんでもらいたいです。

キャッチボールをする坂井さん
プロフィール

東北楽天ゴールデンイーグルス|坂井陽翔投手
加古川市出身の高校3年生。小学2年生から野球を始め、令和5年10月のプロ野球ドラフト会議で東北楽天ゴールデンイーグルスから2位指名を受ける。投手として、今後1軍の舞台での活躍が期待される。オリックス・バファローズのファンで、好きな選手はオリックスの宗佑磨選手。憧れの選手は、大谷翔平投手。【取材:令和5年12月23日】

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