「ダブルダッチクラブぴょん太」高田つきのさん

更新日:2024年01月19日

加古川人

加古川という土地に根差し、自分らしく生きる人たちのリアルな声を通して、このまちと人の魅力に迫ります。

entry036「笑顔を絶やさず、縄跳びで世界一に」

ダブルダッチクラブぴょん太|高田つきのさん

令和5年7月にアメリカで開催された、世界縄跳び選手権大会の女子シングルロープジュニア部門で見事優勝した、高田つきのさん。練習場所におじゃまさせていただき、私たちが思っている縄跳びとは全く違う光景に驚きながら、高田さんにお話を伺いました。

縄跳びを跳ぶ高田さん

縄跳びの楽しさ

先輩から誘われて、小学2年生で縄跳びのクラブチーム「ぴょん太」に入りました。始めは、2本のロープを使って跳ぶダブルダッチという種目と1人で跳ぶシングルロープの練習をしていました。同じチームの人がダブルダッチやシングルロープをとても早く跳んでいるのを見て、凄いなあと思ったし、自分もやっていて楽しかったです。小学5年生の時に、シングルロープに専念することにしました。先生や先輩に教えてもらいながら、いろいろな技に何度も挑戦して、だんだんと技がうまく出来るようになりました。

離れていても心は一つ

縄跳びの全日本選手権大会ジュニア部門に出場するようになり、小学4年生の時に30秒スピードの種目(かけあしとびで左右の足を交互に跳び、右足が地面に着いたときのみ回数を数えるもの)で3位になりました。さまざまな大会に出場していくなかで、愛知県でシングルロープの競技をしている中学生から「団体のチームを組みませんか?」と声がかかり、愛媛県や静岡県、神奈川県から集まった中学生5人でチームを組むことになったんです。みんな住んでいるところがバラバラですが、一昨年に初めて5人が集まって合宿をしました。そして、チーム名を「RighTSushi(ライスシ)」に決めました。日本風な名前にしたくて、ライスと寿司を組み合わせたもので、さらに全員の名前の一文字が入っているんですよ。

世界大会で海外選手とTシャツを交換する高田さん

笑顔で跳び切った世界大会

チームでは普段は1人で練習するので、辛くて寂しい時もありますが、週1回はオンラインでお互いの技を見て意見を言い合ったりして、とても刺激になっています。また、世界大会の前は週末を利用して、チームメイトがいる各地で合宿を行い、フォーメーションを確認するなど、練習を重ねました。加古川市に来てもらった時は、みんなでかつめしも食べたんです。そして、このチームで出場した世界大会では、スピードリレーとチームフリースタイルの2種目に出場し、多くの観客がいてとても緊張しましたが、最後まで笑顔で跳ぶことを心掛けました。個人では団体戦種目別の金メダル2つ、チームでもメンバー全員で女子総合優勝を達成できて、とても嬉しかったです。このチームで精一杯やり切った思いが強いです。試合の後に、お互いの健闘を称え合い、Tシャツを交換することがよくあるのですが、海外選手も含めたくさんのTシャツが思い出として残っていますね。これからは新しいことにもどんどんチャレンジしていきたいと思っています。

世界大会のメダルと賞状を持つ高田さん
プロフィール

ダブルダッチクラブぴょん太|高田つきのさん(「高」ははしごだか)
加古川市在住の中学3年生。小学2年生から加古川市を拠点とする縄跳びのクラブチーム「ぴょん太」に所属。令和5年7月にアメリカで開催された、世界縄跳び選手権大会の女子シングルロープジュニア部門で見事優勝を果たす。【取材:令和5年12月16日】

この記事に関するお問い合わせ先

担当課:企画広報課 広報広聴係(本館4階)
郵便番号:675-8501
住所:加古川市加古川町北在家2000
電話番号:079-427-9222
ファックス番号:079-424-1370
問合せメールはこちら