令和4年度 加古川市立野口南幼稚園 3学期
卒園・修了式
春らしい、温かい日差しのもと、令和4年度の修了式・卒園式が行われました。
今年度も子供たちが毎日元気に登園できたのは、保護者の皆様、地域の皆様の温かいご協力とご理解のおかげです。本当にありがとうございました。
ひまわり組さんは、いよいよ憧れの年長さんですね。お兄さん・お姉さんとして頑張ってください。
さくら組さん、すみれ組さん、卒園おめでとうございます。小学生が楽しみですね。
4月から新しい生活がスタートしますが、先生たちは幼稚園から、ずっと応援しています。
年長さん、ありがとう
今まで一緒に遊んできた、お兄さん・お姉さんの卒園が近づき、4歳児がこっそり計画して、5歳児とのお別れ会を行いました。
一緒にお弁当を食べ、ラグビーボールリレーで遊んだ後は、心をこめて作ったメモスタンドをプレゼントしました。
「今までありがとう」「幼稚園のことは任せてね!」という、頼もしい4歳児の言葉を聞いて、5歳児も「また遊ぼうね」「小学校でも頑張るね」と応えていました。
「一緒に食べるといつもよりもおいしいよ」
「はい!受け取って!」
「よし!今度は僕の番!」
「まだ見えないように後ろで隠そう」
「プレゼント、喜んでくれるかな?」
「年長さん、大好きだよ!」
「ひまわりさん、また遊ぼうね!」
3月3日 ひなまつりお楽しみ会
ひなまつりのお楽しみとして、こま回し大会を行いました。クリスマスに、サンタさんからプレゼントとしてもらってから、何度も挑戦してきたこまで、誰が一番長く回るかを競いました。「いつもはもっと回るのに!」「今日初めて回せたよ!」などいろいろな声が聞こえるなか、それぞれの学年で5人に表彰状が渡されました。
‘独楽が澄む’という言葉のように、軸のぶれない強い心をもってほしいと願っています。
ひなまつりの白酒にちなんで飲んだカルピスも、お代わりの声が飛び交うほど大喜びの子供たちでした。
「長く回すぞ!」
「優勝するぞ!」
「カルピスおいしいよ!」
3月2日 ふれあいさん、またあそぼうね
「運動遊びたのしいな」
ふれあい保育の閉級式を行いました。一人ずつ名前を呼んで、ふれあい保育のお友達に「ふれあい保育 楽しかったね」のカードとプレゼントを渡しました。大きな声で「はい!」と返事をする姿が、とてもかっこよかったです。幼稚園の5歳児からは、「うれしいひなまつり」の歌のプレゼントをしました。4歳児は、園庭でふれあい保育のお友達と一緒に遊びました。最後には、園児から「ふれあいさん、また幼稚園に遊びに来てね。また遊ぼうね!」と言葉を贈りました。
夏祭り、運動遊び、クリスマス会、豆まきなど、1年間を通してふれあい保育のお友達と一緒に遊んだり、手助けをしたりしたことで、園児には年下の友達を思いやる優しい気持ちが育ちました。ふれあい保育のお友達もお兄さん、お姉さんに親しみを感じてくれたようです。
来年度もふれあい保育にたくさんのお友達が来てくれることを楽しみにしています。
「大きなベッドみたいだね」
「メリークリスマス!
プレゼントをどうぞ」
3月1日 ひなまつり会・お茶席体験
今年のひなまつり会では、ひな人形を飾り、お茶席体験を行いました。お雛様のお茶菓子やお抹茶を初めて経験する子供たちも多く、緊張している様子でしたが、園長先生にお辞儀の仕方を教えていただき、赤い毛氈に座る子供の姿はお内裏様とお雛様のようでした。けがや病気をすることなく、すこやかに成長してほしいと願うと共に、作法を知るだけではなく、日本ならではの伝統文化や四季に親しみをもち、1杯のお茶をいただけることに感謝する気持ちを伝えられたらと思っています。
卒園・進級まで残りわずかですが、日々の中で充実した活動ができるよう、教師も一緒に励みたいと思います。
「甘くておいしい!」
お抹茶とお茶菓子
3月1日 JAF 交通安全教室
JAF(日本自動車連盟)の方々に来ていただき、交通ルールを教えていただきました。横断歩道の正しい渡り方では、実際にマットの横断歩道の上を歩くことで、楽しみながらも交通ルールを覚えることができました。「こどもの おせきは チャイルドシート」「どうろには とびださない」「くるまのそばでは あそばない」の3つの約束を、ペープサートを用いて分かりやすく教えてくださり、子供たちも真剣に話を聞く姿が見られました。特に5歳児は、春から小学生になり、歩いての登下校となります。教えていただいたことを忘れずに、自分の身を守る交通ルールを守り、安全に過ごしてほしいと思います。
JAFの方々、ありがとうございました。
「交通ルールを守ってね
「青信号でも、車が来ていないか
確かめてからわたるよ」
おはなし遊びをしよう!~生活発表会に向かう姿~
幼稚園では、4月から様々な絵本を読み聞かせています。その中で、特に子供たちの興味をもった題材や、人を思いやる優しさや、仲間のために勇気を振り絞って立ち向かう勇敢な心など、絵本から子供たちが感じ取ってほしいことを踏まえ、おはなし遊びの絵本を選びました。
絵本が決まると、子供たちは絵本の中でも特に気に入った場面や登場人物になって遊び始めました。さくら組の『みつばちマーヤ』では、大型積み木を使ってハチの巣を作り、ミツバチになって遊び始めました。すみれ組の『ジャックと豆の木』では、クラスみんなでツルになって、天まで伸びて遊びました。ひまわり組の『こびととくつや』では、自分が履いてみたい靴の絵を描き、靴屋さんになって遊び始めました。
ミツバチのお城を作ろう
つるになって天まで伸びるよ
こんな靴を履いてみたいな
おはなし遊びが発展してくると、「お花を作って、蜜を吸えるようにしよう」「靴を作るのには、金槌がいるよ」と必要な道具を考えて作り、遊びに取り入れるようになりました。
道具の大きさや素材、作り方なども、子供たちが相談しながら協力したり、分担して作ったりしました。
蜜を吸う花を作ろう
ハチの巣は六角形だよ
ピカピカの金の竪琴にしたいね
おはなしの一場面で遊ぶ中で、登場人物になりきって、身振りや言葉などを使い、いろいろな表現をするようになりました。登場人物の気持ちを考えながら遊ぶうちに、登場人物のよさに気付き、それを言葉や身体で表現するようになりました。
この靴をください
お酒をどうぞ
わぁ、雨が降ってきた
セリフを決めよう
こんな風に言ったらどう?
それいいね!
おはなし遊びが盛り上がってくると、子供たちはお客さんに披露したいと思うようになりました。今までは好きな場面で遊んでいましたが、お客さんに見せるために、「絵本みたいに、おはなしを繋げて、劇にしよう」ということになりました。
「セリフを決めよう」「こんな風に言ったらどうかな?」「ここはみんなで揃えて言うのはどう?」などと相談しています。
教師主導ではなく、幼児同士で考え合うことが、主体的・対話的な深い学びに繋がっていきます。
それと同時に、演じるだけでなく、劇に必要な仕事を見つけ、分担して取り組むようになりました。決められた自分の役割を果たそうと、責任感をもって取り組む姿が見られるようになりました。
時には、うまくいかないことや、友達と考えが合わないこともありましたが、友達と肩をつきあわせ、考えを出し合ったり、譲ったりしながら取り組みました。
電気を消すタイミングを合わせるぞ!
ドア係は任せて!
あと少しで自分の係だな
さくら組 みつばちマーヤの ぼうけん
物語のイメージを広げながら、クラスごとに壁面も作りました。完成した壁面を遊戯室に飾ると、「お話の世界にいるみたい!」と子供たちは大喜びでした。
すみれ組 ジャックと まめのき
ひまわり組 こびと と くつや
生活発表会本番では、「ドキドキする」という友達に「私もだよ。でも大丈夫!」「みんなで一緒にがんばろう」と励まし合う姿が見られました。
本番は大成功!大勢のお客様に見ていただいたことが、喜びや達成感、自信に繋がりました。また、おはなし遊びで、友達と一緒に草花や生き物、雨や雪などの自然について考えたり、表現して遊んだりしたことが、友達や自然を大切にしようというSDG-sへの意識に繋がりました。
ドキドキするね うん、でも大丈夫だよ!
やったー!大成功!
2月3日 鬼は~外!福は~内!
鬼のお面を作ろう どうやって作ろうかな
1月末に節分の絵本を見て、節分の由来や心の中にいる鬼について知りました。自分の心の中にも鬼はいないかな?と考え合うと、「私はすぐに泣いちゃうから、泣き虫鬼がいるかもしれない」「苦手な食べ物があるから、好き嫌い鬼がいるかも」「僕には怒りんぼ鬼がいるかもしれないな」と、自分や友達の心にも弱いところがあることに気付きました。そして「心の中の鬼をやっつけよう!」と、一人一人が鬼のお面を作りました。
2月3日には、みんなで豆まきをしました。4歳児と5歳児が交代で鬼になり、「鬼は~そと!福は~うち!」と掛け声をかけて、新聞紙で作った豆をまきました。
心の中の鬼をやっつけ、さあ終わろうとしたその時!なんと赤鬼と青鬼が現れたのです。子供たちはびっくり!「恐い!」と一目散に逃げましたが、勇気を出してみんなで鬼に豆をまきました。すると赤鬼が言いました。「俺はみんなの心の中の悪い鬼だ。豆をまいて、心の中の悪いところをやっつけたから、山に帰る。しかし、悪い心が出てきたら、また俺がやってくるからな!」最後には、仲良くなった鬼達をみんなで見送りました。
節分を通して、日本の伝統文化に触れ、自分の心と向き合うことができました。
鬼は~そと!福は~うち!
赤鬼と青鬼がやってきた!負けないぞ!
1月30日 かるた大会
何度も繰り返して遊びを進めていく中で、「とるときは『はい!』っていうんだよ」「間違えたときは、お手つきだから一回休みだよ」など、ルールを考えたり約束が必要だったりすることが分かってきました。
かるた大会当日は、どのクラスの子供たちも「たくさんとるぞ!」と意欲満々でした。
読み札を読む先生の声に、真剣な表情で絵札を見て「はい!」「とれたよ!」と
自分の思った絵札を取れて大満足の子や、たくさん取れて嬉しい子、いつもより少なくて悔しがる子など、それぞれの子供たちの思いがたくさん感じられた1日でした。
かるた遊びがきっかけとなり、文字や数に興味が出てきた子供たちもたくさんいます。日本の伝統的な遊びを、これからも楽しんでいきたいと思います。
1月26日 元気にトライ!!
加古川ラグビースクールの方に、ラグビー教室をしていただきました。
ラグビーボールのリレー遊びや、5対5でゲームをするなど、元気いっぱい外で遊びました。
普通のボールとは違った転がり方をするラグビーボールの面白さや、体を思い切り動かしたり、友達と協力したりする楽しさを味わいました。いただいたラグビーボールで、さっそく遊んでいます。寒さに負けず、元気にトライ!
1月25日 わぁ!まっしろだ!
前日からの雪がたくさん積もり、園庭も一面真っ白な雪の世界に包まれました。子供たちは「わぁ!まっしろだ!」と寒さにも負けない元気いっぱいの姿で登園してきました。
「とっても冷たい!」「ふわふわしてる~」と、雪に触れることを楽しみ、雪合戦や雪玉作りを楽しみました。
「一緒に大きな雪だるまを作ろう」と力を合わせて大きな雪玉を転がし、素敵な顔をつくってあげようと、材料を探し、工夫しながら完成させようとする様子も見られました。
前日から準備していた氷実験は大成功で、大きなタライの中にできた氷を持ち上げては大喜びでした。バケツの中にできた氷を取り出すと「キラキラのケーキみたい」「透明のかんむりだ」と水が氷に変化する面白さや不思議さを感じることができました。
普段は体験できないような遊びを思う存分に楽しむことができ、貴重な時間を過ごすことができました。
1月20日 トランポリン教室(4歳児)
トランポリン教室に行きました。長いトランポリンの上で歩く、走る、ジャンプするなど、思い切り体を動かして遊ぶことを楽しみました。
「雲の上を歩いているみたい」「こんなに高くジャンプできたよ」など、楽しかった思いを笑顔で伝える姿が見られました。
「体があたたかくなってきた」「体を動かすと気持ちいいね」と話す子供たちの様子が微笑ましかったです。寒い冬も元気いっぱいに過ごすことができたらと思います。
1月17日 避難・引き渡し訓練 非常食体験
地震が起きたことを想定して、避難訓練をしました。災害が起きた時の自分の身の守り方を再確認し、亡くなった方々への追悼の気持ちを込めて、全員で黙祷をしました。
非常食体験では、アルファ化米というお米を自分の手で握り、おにぎりにして食べる体験をしました。
サラサラのお米の粒が、熱々のお米に変わる様子を実際に見ることができ、貴重な体験をすることができました。
引き渡し訓練は、保護者の方のご協力のもと、連絡をしてから16分で全園児の引き渡しを行うことができました。ご協力、ありがとうございました。
本日で、阪神淡路大震災から28年が経ちました。灯籠の「むすぶ」という言葉にもあるように、震災を経験した人から知らない世代に語り継ぐなど、得られた知識や教訓を伝えていくことができたらと思います。
1月14日 消防自動車見学
加古川市消防 野口分団の方に来園していただきました。
女性分団の方からは、紙芝居で火災の避難の仕方についてや、自分の命を守るための大切な約束を教えていただきました。
梯子の演技では、とても高い梯子の上で様々な演技を見せてくださる団員の方の姿を見て、「わあ!すごい!」「かっこいい!」と大喜びでした。
消防自動車見学では、防火服を着てホース先を持つ体験や、道具の説明を聞く、運転席に乗せていただくなど、貴重な体験をすることができました。
地域の安全を守るお仕事への憧れや「いつもみんなを守ってくれてありがとう」という感謝の気持ちを抱くことができました。
1月10日 3学期始業式
あけましておめでとうございます。
冬休みが終わり、楽しみにしていた三学期が始まりました。
「お正月は凧あげをしたよ」「神社にお参りに行ったよ」「おじいちゃんとおばあちゃんに会いに行ったよ」と嬉しそうに話す子供たちの笑顔が嬉しく思いました。三学期は、一年間の集大成でもあります。小学校入学に向けて、また5歳児への進級に向けて心も体も大きく成長する時期です。基本的生活習慣を見直し、課題や目標をもって様々な遊びに挑戦し、友達と力を合わせて遊ぶ楽しさを味わってほしいと思います。
更新日:2023年05月10日